こんな方に向けた記事です。
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先日250万円分の日本株を一気に売却をしました。
こう聞くと
まさか借金を抱えて現金が足りなくなったの?
もしかして今後大きな下落でも来るの?
僕の株の売ったほうが良いのかな・・・。
と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
実は昔からポートフォリオを見直したいと考えていたのですが、なかなか売る勇気がありませんでした。
しかし、そうやって悩んでいることも勿体ないと考え、思い切って全て売却をしました。
そこでこの記事では下記の点について解説していきます。
- 売却した銘柄と確定損益
- 高配当株ポートフォリオを見直す理由
- 私が検討している理想の高配当株ポートフォリオ
売却した高配当株と確定損益は?
私はSBI証券とSBIネオモバイル証券で日本株の高配当投資をしており
を保有しておりました。
今回売却をしたのは
となります。
そこでまずは
を解説していきます。
売却銘柄と売却益は?
コード | 銘柄名 | 取得金額 | 評価額 | 損益 |
---|---|---|---|---|
2169 | CDS | 125,100 | 154,940 | 29,840 |
2393 | 日本ケアサプライ | 293,600 | 333,340 | 39,740 |
2914 | 日本たばこ産業 | 202,500 | 216,449 | 13,949 |
3482 | ロードスターキャピタル | 100,400 | 102,290 | 1,890 |
4327 | 日本SHL | 222,000 | 288,039 | 66,039 |
4502 | 武田薬品工業 | 389,500 | 375,439 | -14,061 |
6087 | アビスト | 191,600 | 297,989 | 106,389 |
6301 | 小松製作所 | 194,700 | 277,339 | 82,639 |
8306 | 三菱UFJ | 123,900 | 177,010 | 53,110 |
8593 | 三菱HCキャピタル | 148,800 | 182,440 | 33,640 |
9986 | 蔵王産業 | 138,000 | 150,190 | 12,190 |
2,130,100 | 2,555,464 | 425,364 |
- 11銘柄
- 取得金額:2,130,100円
- 評価額:2,555,465円
- 税引前損益:425,364円
- 税引前評価損益:19.97%
- 税金:86,412円
- 税引き後損益:338,952円
- 受取配当金(税引き後):75,597円
- トータル損益:403,390円(約19.4%)
今回売却した銘柄からは多くの配当金も受け取っているため、株価の売却益だけの損益だけではありません。
また6月の権利確定の後に売却をしているため、9月頃にも配当金が入ってくる想定です。
含み益の推移
含み益の推移はこんな感じでした。
一時は含み益60万円を超えていた時期もありましたが、
と言った推移をたどっていました。
結果的には
という結果でした。
実際に金額で見てしまうと、20万円分の利益を取りそこねているのは悔しさもありますが、
ということから、今回の売却に心理的な負担はありませんでした。
一番儲かった銘柄は?
配当も含めた損益別に並び替えるとこのような順番でした。
コード | 銘柄名 | 売却益 | 配当金 | トータル損益 | トータル損益(%) |
---|---|---|---|---|---|
6087 | アビスト | 106,389 | 8,128 | 114,517 | 59.77% |
6301 | 小松製作所 | 82,639 | 4,384 | 87,023 | 44.70% |
4327 | 日本SHL | 66,039 | 7,811 | 73,850 | 33.27% |
8306 | 三菱UFJ | 53,110 | 5,980 | 59,090 | 47.69% |
2393 | 日本ケアサプライ | 39,740 | 7,811 | 47,551 | 16.20% |
8593 | 三菱HCキャピタル | 33,640 | 6,098 | 39,738 | 26.71% |
2169 | CDS | 29,840 | 4,384 | 34,224 | 27.36% |
2914 | 日本たばこ産業 | 13,949 | 12,272 | 26,221 | 12.95% |
9986 | 蔵王産業 | 12,190 | 4,225 | 16,415 | 11.89% |
3482 | ロードスターキャピタル | 1,890 | 0 | 1,890 | 1.88% |
4502 | 武田薬品工業 | -14,061 | 14,504 | 443 | 0.11% |
425,365 | 75,597 | 500,962 | 23.52% |
ほとんどの銘柄はコロナショック直後に購入したため、売却益は1銘柄(武田薬品工業)を除き全てプラスでした。
武田薬品工業においても、
であり、配当金も含めたトータルで考えると若干のプラスとなりました。
しかも6月分の権利確定後に売却しているため、9月頃にも配当金が振り込まれるため、トータルのプラスはもう少し大きくなりますね。
日本の高配当株ポートフォリオを見直す理由
でもこれだけ調子が良い株をなんで売却するの?
もしかしてまたギャンブル投資をするための元手にするのでは?
私もかつては「パチンコ」「FX」「ギャンブル的な個別株投資」に手を出し、大きな損失を被りました。
しかし、今回の売却理由はもちろん「ギャンブル投資に手を出すから」ではありません。
一言でいうと
です。
そして売却した資金で
と考えたためです。
そもそも気持ち悪いポートフォリオって何?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
一言でいうと
という状態です。
今回売却をした銘柄は私が高配当投資を始めたばかりの時期に「ブログ等でおすすめされていた銘柄をとりあえず買った」株達です。
と、投資結果自体はたまたまではありますが、好調でした。
しかし、高配当投資を勉強をしていくうちに
と感じるようになりました。
「理想とするポートフォリオ」は後述しますが、まずは今までのポートフォリオの失敗ポイントを解説していきます。
失敗ポイント①:SBI証券で購入をしてしまった
高配当投資を始めた当初、開設している証券会社はSBI証券のみでした。
そのため、株を買うには「SBI証券」しか選択肢がありませんでした。
しかし投資の勉強を進めていくと、
と言うことがわかりました。
株を購入する時に最低限必要な購入株数のことです。
株価は「1株単位」の値段となっていますが、日本では1株ずつ購入することは原則できません。
日本には「単元株」という制度があり、多くの企業は「100株単位」での購入が基本です。
そのため、「1株1,000円」の企業の株を購入しようとしても、「100株×1,000円=10万円」が最低限必要となってきます。
SBI証券で単元株として銘柄を購入していたため、
など、1つの銘柄に数十万単位のお金を投資していました。
日本の高配当株への投資は300万円程度を想定していました。
そのため、購入できる銘柄数が限られてしまうことに、投資をした後気付くこととなりました。
失敗ポイント②:分散が全く出来ていない
失敗ポイント①の弊害でもありますが、SBI証券で銘柄を購入してしまったため、投資元本が足りず、全く分散が出来ていないポートフォリオとなっていました。
高配当投資で意識すべき「分散」に、
の3つを意識する必要があると考えています。
しかし、私のポートフォリオは「分散」とはかけ離れていました。
銘柄分散が出来ていない
SBI証券での購入後、SBIネオモバイル証券でも銘柄購入を進め、購入した銘柄数は「37銘柄」となっていました。
しかしこの銘柄数は高配当投資においては、一般的に「少なすぎる」水準です。
例えば、米国高配当ETFの構成銘柄数は以下のとおりです。
高配当投資は「長期的に安定して配当金を受け取る」ことを目的とした投資です。
特に高配当投資はリスクの高い投資であり
リスクを分散させるには、こういった企業を除きつつ、幅広い企業に投資をする必要があります。
そのため日本の高配当銘柄に個別株投資をするのであれば
これらの指標と照らし合わせると、30銘柄程度の分散では甘いことがわかります。
セクター分散が出来ていない
銘柄数が少ないだけでなく、「業種・セクター」にも偏りがあります。
配当予想金額を見ても、「サービス業」「医薬品」で50%以上の比率を占めていることがわかります。
もし「サービス業」「医薬品」セクターに、何らかのリスク・危機が襲ってきた時に
が懸念され、ポートフォリオ全体に大きな影響を与えてしまいます。
高配当投資は、銘柄数だけでなく「セクターの分散」も重要ポイントです。
単純に銘柄数を増やすだけでなく、セクター別でみても適切に分散されているポートフォリオが重要です。
予想配当金が特定の銘柄に偏っている
さらに「特定の銘柄に配当金が偏っている」ことも問題です。
上位4銘柄で配当金額の約50%を占めていることがわかります。
37銘柄中4銘柄が半分を占めている状況は「危険」と言わざるを得ない状況です。
やはりSBI証券だと単元株単位でしか購入できなかったため、配当金額にも大きな差が出てしまっていました。
特定銘柄に偏りすぎたポートフォリオでは「長期で安定的に配当金を受け取る」という目的からはかなりかけ離れてしまっています。
失敗ポイント③:必ずしも良い銘柄とは言えなかった
ブログ等で紹介されていた「おすすめ優良高配当銘柄」を購入したは良いものの
と言った企業も出てしまっています。
実際には「たまたま」購入時期が良かったため、
となり、キャピタルゲインは確保できています。
ただし、コロナショックの業績・株主還元姿勢を見ると「今の自分だったら購入しない」と思う銘柄もありました。
6301 小松製作所
配当金はコロナ影響で大きく減配しており
配当金は2年で半分に減配されています。
景気敏感銘柄の典型的な例ですね。
小松製作所自体は、
であり「優良企業」ではあると思いますが、
が非常に気になるため、「今の自分だったら購入しない」と思う銘柄です。
9986 蔵王産業
蔵王産業も優良企業であることには違いありません。
と企業の財務状況は問題ありません。
しかし業績・配当金の推移を分析してみると
疑問の残る点も多くあります。
今後の購入も検討はしていますが、ポートフォリオ分散目的に一部混ぜ込む程度かなと考えています。
目指すべき高配当株ポートフォリオは?
高配当株を売却した理由はわかったよ。
でも売却したお金でまたSBIネオモバイル証券で高配当株を買うんでしょ?
どんなポートフォリオにしようとしているの?
ここからは現在私が検討している高配当株ポートフォリオの一部をご紹介します。
先程あげた失敗ポイントを補完するようなポートフォリオを検討しています。
検討中のポートフォリオを公開
現在検討中の理想のポートフォリオはこんな感じです。
(銘柄数が多いため業種別の組入銘柄の詳細は別記事にて公開します。)
現在はまだまだ株高であり、予想配当金が低い銘柄が多数のため、税引き後利回り3.5%には達することが出来ていません。
各銘柄の株価推移を見ながら、徐々に購入をしていこうとしています。
業種別構成比
セクター | 投資金額 | 予想配当金 | 配当金割合 | 銘柄数 |
---|---|---|---|---|
ガラス・土石製品 | 60,000 | 2,541 | 2.47% | 2 |
サービス業 | 340,000 | 12,462 | 12.11% | 9 |
その他金融業 | 190,000 | 8,050 | 7.82% | 6 |
その他製品 | 100,000 | 3,781 | 3.67% | 3 |
医薬品 | 40,000 | 1,936 | 1.88% | 1 |
卸売業 | 360,000 | 14,578 | 14.17% | 11 |
化学 | 220,000 | 8,029 | 7.80% | 7 |
機械 | 100,000 | 3,920 | 3.81% | 3 |
金属製品 | 60,000 | 2,169 | 2.11% | 2 |
銀行業 | 120,000 | 5,752 | 5.59% | 3 |
建設業 | 60,000 | 2,265 | 2.20% | 2 |
情報・通信業 | 360,000 | 14,235 | 13.83% | 11 |
食料品 | 40,000 | 2,476 | 2.41% | 1 |
繊維製品 | 40,000 | 1,696 | 1.65% | 1 |
倉庫・運輸関連業 | 90,000 | 3,144 | 3.06% | 3 |
非鉄金属 | 40,000 | 1,588 | 1.54% | 1 |
不動産業 | 160,000 | 6,556 | 6.37% | 4 |
保険業 | 160,000 | 6,804 | 6.61% | 4 |
陸運業 | 30,000 | 915 | 0.89% | 1 |
257万 | 102,897 | 74 |
- 卸売業:14.2%
- 情報・通信業:13.8%
- サービス業:12.1%
1番構成比が大きい業種でも15%以内に抑えつつ、全19業種に分散をすることが出来ています。
銘柄別構成比
高配当投資の代表的な銘柄から、あまり名前の聞かないマイナーな銘柄まで幅広く投資を検討しています。
ポートフォリオの構築初期段階は各銘柄にほぼ同じ金額で投資を行い、徐々に投資割合を変動させていこうと考えています。
まとめ:ポートフォリオの大幅見直しは投資スキルが上がってきた証拠
ここまで私が先日売却した銘柄と売却した理由、理想のポートフォリオを解説してきました。
売却した銘柄と損益
売却した理由
理想のポートフォリオを検討中
実際にはまだ売却をしただけで、購入はできていません。
しかし「銘柄分析ツール」を使用しながら
と新しい発見もたくさんあり、銘柄分析が楽しくなりました。
業種別の組入優良銘柄は別の記事にて展開しますので、是非そちらもご覧下さい。
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