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【速報】VYMの2021年3月の分配金+18.4%の安定増配!運用実績も公開

  • VYMを保有している方
  • 米国高配当ETF投資に興味のある方
  • VYMホルダーの運用実績が気になる方

こんな方に向けた記事です。

米国高配当ETFの2021年3月分の分配金が公表される時期となりました。

本記事では「VYMの2021年3月分配金」と「運用実績」について取り上げていきます。

コロナショック後、米国高配当ETFの中ではVYMが一番早く株価が回復していました。

  • 2020年は月別の分配金は減配もあった
  • しかし年間では増配をキープ
  • 2011年以降10年連続分配金が増配

という、非常に安定感のあるETFとなっています。

今回は2021年3月の分配金速報と、基本情報の振り返り、私の運用実績をまとめてみました。

それでは詳しい内容を見ていきましょう。

VYMの2021年3月分配金速報と分配金の推移

まずは2021年3月に公開された、3月の分配金を見ていきましょう。

2021年3月の分配金は大幅増配!

VYM3月の分配金
2009年0.31
2010年0.229
2011年0.31
2012年0.328
2013年0.361
2014年0.401
2015年0.462
2016年0.478
2017年0.56
2018年0.6084
2019年0.6516
2020年0.5544
2021年0.6564
2020年対比+18.40%

2021年3月の分配金は

  • 0.6564ドル
  • 2020年3月対比で+18.40%の増配

と「大幅増配」を記録してくれました!

「大幅増配!」とは言うものの、実は2020年3月はコロナ影響で「減配」だったため、2019年水準に復活したという表現が正しそうですね。

VYMの月別分配金推移

VYMの月別の推移を見ていきましょう。

VYM3月6月9月12月
2009年0.310.280.2570.321
2010年0.2290.2730.2760.313
2011年0.310.3350.3070.375
2012年0.3280.370.4030.492
2013年0.3610.4190.4370.532
2014年0.4010.4760.4690.562
2015年0.4620.560.5280.599
2016年0.4780.5780.4830.667
2017年0.560.5960.6020.6431
2018年0.60840.63020.67180.7388
2019年0.65160.62470.78640.7791
2020年0.55440.83680.70530.8096
2021年0.6564

VYMは10年以上の運用歴があるため、分配金の推移もグラフで見ると非常にわかりやすいです。

VYMの分配金の傾向
  • 時折、対前年比マイナスの月もあるが、基本的には右肩上がり
  • 12月が一番分配金が多い傾向
  • 3月が一番分配金が少ない傾向

基本的には右肩上がりの推移を続ける「非常に優秀なETF」であることがわかります。

VYMの年別分配金推移

続いて、年別の分配金推移を見てみましょう。

VYM対前年比年間合計
2009年1.168
2010年-6.59%1.091
2011年21.63%1.327
2012年20.05%1.593
2013年9.79%1.749
2014年9.09%1.908
2015年12.63%2.149
2016年2.65%2.206
2017年8.84%2.4011
2018年10.33%2.6492
2019年7.27%2.8418
2020年2.26%2.9061
2021年0.6564

年単位で見ると、リーマンショックの2010年を除き、2011年以降10年連続増配を続けていることがわかります。

2009年に1.168だった年間分配金は、2020年には2.9061と約2.5倍に成長しています。

増配率を計算してみると・・・

VYMの増配率
  • 1年:2.3%
  • 3年:8.8%
  • 5年:8.3%
  • 10年:9.3%

と、非常に安定的な増配を続けていることがわかります。

コロナショック時でも2.3%の増配を続け、2021年3月も+18.4%の増配と非常に幸先の良いスタートと言えそうです。

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VYMの基本情報・セクター別シェア・株価

続いて、VYMの基本情報の振り返りとセクター別のシェアを見ていきましょう。

VYMの基本情報

運営会社ヴァンガード
運用開始2006年11月
経費率0.06%
純資産額3.5兆円
分配利回り2.32%
ベンチマークFTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス
投資対象配当利回り平均以上の大型株
組入銘柄数411銘柄

VYMの特徴
  • 配当利回りが平均以上の大型株で構成
  • 純資産額がETFの中でもトップレベルに大きい
  • 分配利回りは2%台と低く、「高配当」とは言えない水準

VYMのセクター別のシェア

業種組入比率
金融22.71%
ヘルスケア14.30%
生活必需品13.58%
情報技術11.12%
資本財9.77%
(2021年2月末時点)

VYMの上位3セクターは

  • 金融:22.71%
  • 生活必需品:14.30%
  • ヘルスケア:13.58%

であり、上位3セクターで約50%を占めています。

景気敏感セクターの金融が1位で22%のシェアを占めています。

一方で、生活必需品・ヘルスケアといった不況にも強いセクターが2,3位を占めており、非常にバランスの取れた構成と言えます。

そのため、コロナショック時も株価の戻りが早く、すでにコロナショック前の高値を更新しています

VYMのTOP10銘柄

銘柄保有割合(%)
JPMorgan Chase & Co3.88
Johnson & Johnson3.64
Procter & Gamble Co2.62
Bank of America Corp2.34
Intel Corp2.17
Comcast Corp Class A2.08
Exxon Mobil Corp2.01
Verizon Communications Inc2
AT&T Inc1.73
Chevron Corp1.68

上位10銘柄でポートフォリオの25%を占めています。

414銘柄のうち10社でポートフォリオの1/4を占めている形となります。

セクター別シェアと同様、金融、生活必需品、ヘルスケア、情報技術の会社が上位10社の殆どを占めています。

VYMの株価

(出典:Bloomberg)

こちらはVYMの5年チャートとなります。

コロナショック時は30%程度株価は下落しました。

しかしその後は比較的に早く株価上昇に転じ、2021年に入ってから、コロナショック前の高値を更新し、過去最高値を更新中です。

長期間右肩上がりの株価成長を続け、分配金も10年連続増配を続けている「正真正銘の優良ETF」ということが出来ます。

私の運用実績と今後の運用方針

最後に私のVYMの運用実績と今後の運用方針について取り上げていきます。

私の運用実績

保有数量98.00
取得単価(ドル)78.55
取得単価(円)8,425.00
評価損益(ドル)2,205.98
評価損益(円)255,192.00
損益(ドル)(%)28.66%
損益(円)(%)30.91%

投資額 = 保有数量98×取得単価8,425 = 825,650

評価額 = 保有数量98×現在株価11,029 = 1,080,842

評価損益 = +255,192円

評価損益(%) = +30.91%

という運用実績です。

投資金額はSPYDと比べると、80万円ほどと少なめですが、評価額は100万円の大台を突破してくれています。

今後の運用方針

私のVYMの投資方針は「長期保有」「VIX指数を見て購入判断」としています。

VYMは「SPYD」「HDV」に比べると分配利回りは低めであり、底をネックに感じている人も多いと思います。

実際、分配金利回りは2%程度と「高配当」とは言えない水準ですが、

  • 安定的な株価成長
  • 分配金の連続成長
  • 純資産額が大きい

と「安定成長」が期待できるETFであり、長期保有を続けています。

株価は長期的に見て右肩上がりの傾向にありますが、あくまでも「アクティブ投資」であるため、VYMを定期積立はしていません。

次の買い時はいつ来るかはわかりませんが、買い時の指標の一つである「VIX指数」をもとに、投資判断をしていきたいと考えています。

なお、米国高配当ETFの購入タイミングなどをまとめた記事がありますので、併せてご覧ください。

まとめ:VYMは「株価成長+増配」が安定して期待できる優良ETF

ここまでVYMの2021年3月分配金速報と、基本情報、私の運用実績をまとめてきました。

  • 2021年3月の分配金は対前年比で+18.4%の大幅増配
  • VYMは3月が一番分配金が少なく、月を経るごとに分配金が多くなる傾向
  • そのため、6〜12月の分配金の大幅増配の期待も高まる
  • VYMは景気敏感の「金融」が20%を占めてセクター別シェアが1位
  • ただし、「生活必需品」「ヘルスケア」が2,3位でセクター分散のバランスが良い
  • そのため、今回のコロナショック時も、SPYD・HDVと比べて株価の下落率も低く、回復も早かった
  • 2021年の年初からはさらに株価が上昇し、コロナショック前の高値を更新中
  • 分配金も10年連続増配と非常に安定したETFといえる
  • 私の運用実績も「+30%」と大きな評価益を作ることが出来ている
  • 分配利回りは2%程度と少ないが、「安定した株価成長」「連続増配」が魅力
  • 今後も株価が下落したタイミングで購入をしていく

VYMは米国高配当ETFの中でも

  • 分散が一番効いている
  • 純資産額が大きく安心
  • 運用歴が15年近くあり、歴史がある

と「一番安心して保有できるETF」であると考えています。

分配利回りは一番低いですが、VYMを保有している安心感があるからこそ、他の銘柄でリスクが取れると感じます。

また、私自身は、購入タイミングがコロナショック後の底だったこともあり、

  • 簿価利回りは4%近い
  • 含み益も20万円/+30%

と、かなり良いタイミングで購入することが出来ました。

しかし、これは偶然買付タイミングが良かっただけで、実力ではありません。

今後は、下落時に狙って購入できるよう、相場環境はウォッチを続けていきます。

今後もVYMの増配は安定して期待できるため、分配金速報として本ブログでも取り上げていきます。

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投資家バク
みんなのお金の不安を食べるバク。 配当金が主食。 中の人は30代のポンコツ社内SE。 総資産2400万円を突破!ポートフォリオや家計収支を全て公開しています。 20代の頃はギャンブル投資で数百万円を失うも、現在は高配当・インデックス投資を学び、資産拡大中。 大手SIer→人材業界の社内SEへの転職経験があります。

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