こんな方に向けた記事です。
高配当投資やインデックス投資が堅実なのはわかったけど、もう少し成長企業へも投資してみたいなー
コロナ禍でも売上が成長しているようなベンチャー企業ってどんな企業があるんだろう?
ということで、今回の記事は「売上成長で見る急成長企業」を紹介していきます。
創業間もないベンチャー企業などは、利益よりも売上成長を重視している傾向があります。
そのため、急成長企業を見る場合は、利益よりも売上の成長率のほうが重要指標となってきます。
そこで本記事では「過去3年平均売上成長率が高い企業」を厳選して3社紹介します。
現時点では利益も少なく、企業経営も安定していないかもしれません。
しかしそういったリスクを取って投資することによって、大きなキャピタルゲインを得ることが出来るかもしれません。
- 過去3年平均売上成長率が80%以上の企業
- 3年以上連続して売上増加
- 2021年業績も売上増加予想
※株価・企業情報等は2021年6月末時点の情報をもとに執筆しています。
売上の成長が驚異的な企業厳選3社
近年の売上成長率が驚異的な企業はこの3社です。
コード | 銘柄名 | 3年平均売上成長率 | 売上連続増加 年数 |
---|---|---|---|
4764 | Nexus Bank | 196.85% | 3年 |
6195 | ホープ | 100.98% | 6年 |
3491 | GA technologies | 87.57% | 7年 |
3年平均売上成長率が100%ってどれくらいすごいことなんだろう?
という方のために、簡単に売上高成長率について解説します。
3年平均売上成長率とは、過去3年間の売上成長率を平均した値です。
2017年を起点として、2020年までの期間で試算しています。
3年平均売上成長率が100%ということは「3年間毎年売上が2倍になっている」ということです。
2017年の売上を1億円とすると・・・
- 2017年:1億円
- 2018年:2億円(100%成長)
- 2019年:4億円(100%成長)
- 2020年:8億円(100%成長)
と3年間で8倍に成長することになります。
3年間で売上が8倍になるなんて、たしかに驚異的な成長率だ・・・。
それでは、各企業の具体的な成長の推移についてみていきましょう。
4764 Nexus Bank(3年平均売上成長率 196.85%)
Nexus Bankは、グラウドファンディングや投資銀行、IT事業を手掛けている会社です。
資産運用したい個人投資家と、資金調達したい事業家を繋ぐ投資型のクラウドファンディングサービス「SAMURAI FUND」を運営しています。
基本情報
コード | 4764 |
企業名 | Nexus Bank |
市場 | JASDAQ(グロース・内国株) |
業種 | 情報・通信業 |
PER | 3.8倍 |
PBR | 0.29倍 |
配当利回り | – |
自己資本比率 | 11% |
現在株価 | 150 |
時価総額 | 76.6億円 |
単元株 | 100 |
最低購入金額 | 15,000円 |
業績の推移
2018年頃から業績の拡大が続き、驚異的な成長を見せています。
2017年〜2020年までで、26倍に成長。
さらに2021年は2020年に比べて、5倍に成長する予想です。
わずか4年で売上が100倍に成長している驚異的な会社です。
株価の推移
コロナショック後の底値から、一時は株価は7倍近く上昇しました。
しかしその後は一転して下落トレンドとなり、現在株価は150円とピーク時の半額以下に下落しています。
業績の急成長とは対象的に、株式市場からは全く評価されていないことがわかりますね。
をしっかりと見極めた上で投資することが重要ですね。
6195 ホープ(3年平均売上成長率 100.98%)
ホープは、自治体に特化したサービスを提供しており、自治体の広告や官民連携、電力供給等を手掛けています。
3つの事業で構成されており、
基本情報
コード | 6195 |
企業名 | ホープ |
市場 | マザーズ |
業種 | サービス業 |
PER | – |
PBR | – |
配当利回り | – |
自己資本比率 | 19% |
現在株価 | 765 |
時価総額 | 56.3億円 |
単元株 | 100 |
最低購入金額 | 56,300円 |
業績の推移
2020年までで6年連続売上成長を続けている会社です。
特に2018年から一気に業績成長を加速させていることがわかります。
2017年〜2020年までで、8倍に成長。
さらに2021年は2020年に比べて、2.3倍に成長する予想です。
わずか4年で売上が約20倍に成長している驚異的な会社です。
株価の推移
凄まじい株価の乱高下ですね・・・。
業績の大幅な下方修正の発表を受け、株価は急落しています。
ピーク時から株価は10倍以下に値下がりしています・・・。
ベンチャー企業への投資の怖さを物語る株価チャートです。
3491 GA technologies(3年平均売上成長率 87.57%)
GA technologiesは中古不動産に特化した、不動産流通ポータルサービス「リノシー」の開発・運営を手掛けている会社です。
2013年に設立ながら驚異のスピードで売上成長を続けており、2020年には設立わずか8年で、売上630億円を達成しています。
基本情報
コード | 3491 |
企業名 | GA technologies |
市場 | マザーズ |
業種 | 不動産業 |
PER | 66.9 |
PBR | 3.53倍 |
配当利回り | – |
自己資本比率 | 39% |
現在株価 | 1,919 |
時価総額 | 669億円 |
単元株 | 100 |
最低購入金額 | 191,900円 |
業績の推移
2013年の創業から毎年売上を拡大させており、2020年時点で7年連続売上成長を続けています。
売上の伸びも衰えることなく、きれいな上昇のグラフを描いています。
2017年〜2020年までで、6.5倍に成長。
設立わずか8年で売上630億円に達している驚異の企業です。
さらに2021年も30%以上の増収を予想しており、コロナ影響を感じさせない事業成長が魅力的です。
株価の推移
コロナショック後、一時は6倍以上に株価成長しました。
しかし、その後はピークから半値まで落ちています。
まとめ:未来の成長企業を見つけることも投資の醍醐味
ここまで「過去3年平均売上成長率が高い企業」を厳選して3社紹介してきました。
コード | 銘柄名 | 3年平均売上成長率 | 売上連続増加 年数 |
---|---|---|---|
4764 | Nexus Bank | 196.85% | 3年 |
6195 | ホープ | 100.98% | 6年 |
3491 | GA technologies | 87.57% | 7年 |
3社とも、過去3年間で大きく業績を伸ばしている企業です。
4764 Nexus Bankに至っては、2017年→2021年で売上高は100倍に成長する予想となっています。
このような成長企業へ投資するときの注意点としては、
といったリスクもあります。
しかし、「テンバガー」など成長企業への投資は、投資家にとっての醍醐味・夢でもあると思います。
しっかりとリスクを見極めた上で、自分が納得できる成長企業へ投資することが重要ですね。
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