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32歳資産2,000万でもセミリタイアは無理?FIREまでの期間を縮めるために必要なことは?必要な資産を計算してみた。【FIRE計画】

  • FIREに必要な金額を知りたい方
  • 他人のFIRE計画を覗いてみたい方
  • FIREまでの期間を縮めるために必要なことを知りたい方

こんな方に向けた記事です。

私のプロフィール
  • 30代前半のサラリーマン
  • FIREを目指し日々投資情報をブログ・Youtubeで発信中
  • ブログは開始8ヶ月で月間3万PV
  • Youtubeは開始5ヶ月で収益化達成
  • 過去には多数のお金の失敗を経験し、堅実な資産運用に切り替え
  • 現在は「高配当株投資」「インデックス投資」をメインに資産運用中
  • 銘柄分析を詳細に行い「罠銘柄」を排除したポートフォリオを構築しブログで全て公開中!
  • おすすめ銘柄をブログ・Youtubeで発信中!
  • 自作ツール「銘柄分析ツール」「FIRE計算表」も公開中。

FIREまでに必要な期間を計算してみたけど60歳って出てしまった・・・。

これじゃあFIREじゃなくて、普通のリタイアだよ・・・。

セミリタイアを目指している人って何歳くらいでFIREしたいって考えているんだろう?

と悩みを抱えている方も多いと思います。

セミリタイア・FIREを考える上での大前提として

  • FIREに必要な金額は人それぞれ違う
  • 家庭環境や年齢、生活資金によってリスク許容度もバラバラ
  • 投資余力、投資リターンによってFIREに必要な期間も異なる

と人それぞれFIREまでの道のりは異なります。

そこで今回は私のFIRE計画を公開しながら、

  • 32歳、総資産2,000万円の人ならFIREまでどれくらいかかるのか?
  • 想定している投資利回りは?
  • FIREまでの期間を短くするためのシミュレーション

を一緒に見ていこうとおもいます。

なお誰でも簡単にFIREまでの期間を計算できる「FIRE計算表」を無料公開しています!

結論:32歳資産2,000万円でもFIREまでの道のりは遠い

30代前半で総資産2,000万円を突破しているなら、FIREなんて余裕では?

と思い、自分で作った「FIRE計算表」を元に、FIREまでの道のりを計算してみました。

しかし実際の結果を見てみると「FIREまでの道は険しい・・・。」と思わざるを得ませんでした。

FIREってやっぱり簡単ではないんだ・・・。

そこで実際の私のFIRE計画を公開しながら、詳細を見ていきましょう。

私のFIRE計画の前提

必要な項目に私自身の今の状況を入力してみました。

  • 月投資金額:15万円
  • 期待利回り:5%
  • 現在投資余力:1,800万円
  • 生活防衛費:200万円
  • 年間支出:300万円
  • 現在年齢:32歳

毎月20万円以上の貯蓄が出来ており、投資信託へ積立している金額が月15万円となります。

そして、S&P500や全世界と言った「インデックス投資」と、日本個別株・米国高配当ETFの「高配当投資」を主軸として「期待利回り5%」を目標としています。

現在の総資産は2,000万円ほどですが、

  • 生活防衛費:月の生活費の6ヶ月分(25万×6ヶ月+α)
  • 投資余力:2,000万円-生活防衛費=1,800万円

と計算しています。

私の現時点でのFIRE計画

上記情報を入力し、自分で「FIRE計算表」を元に、FIREまでの道のりを計算してみました。

結果がこちらです。

  • 5,000万到達:9年後の41歳
  • 完全FIRE:14年後の46歳
  • サイドFIRE:6年後の38歳

完全FIREは46歳という結果となりました・・・。

「46歳」と聞くと皆さんはどんな印象を持たれるでしょうか?

  • 定年延長・70歳まで働く時代なんだから、充分早い
  • 私は60歳という試算になった。贅沢言うな!
  • むしろ46歳でリタイアして、その後の人生何するの?

その人の価値観によって感じ方は様々かと思います。

私の印象は「あまりにも遅い」という絶望感でした。。。

  • あと14年間もこの生活を続けないといけない
  • 14年前って高校生だよ。。。
  • 14年間って言ったら、赤ちゃんが中学生になる期間だよ・・・。

「FIREってあまりにも壁が高い・・・。」と絶望感を覚えました。

しかしこれはあくまでも「現時点の情報を元にした計算結果」です。

  • もっと早くFIREするにはどうすれば良いのか?
  • 副業などに収入を増やしたらどうなるのか?
  • 生活費をもう少し抑えることで期間が短縮されるのかな?

と様々な改善ポイントを考えました。

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様々なパターンでシミュレーションした私のFIRE計画

そこで様々なパターンで私のFIRE計画をシミュレーションしてみました。

  • パターン①:現時点の生活を元にしたFIRE計画
  • パターン②:年間支出を50万円削減した場合
  • パターン③:投資の期待利回りをあげた場合
  • パターン④:収入増、支出削減した場合

パターン①:現時点の生活をもとにしたFIRE計画

まずは現時点の生活を元にしたFIRE計画を詳細に見ていきましょう。

2,000万、3,000万、4,000万円・・・と1,000万円増えるごとに黄色にしてみました。

  • 3,000万円到達:4年後の36歳
  • 4,000万円到達:7年後の39歳
  • 5,000万円到達:9年後の41歳
  • 6,000万円到達:11年後の43歳
  • 7,000万円到達:13年後の45歳
  • 7,500万円到達:14年後の46歳

資産推移のグラフはこんな感じ

現在のFIRE計画でわかることは

  • 総資産2,000万円だと単年の利益は100万円
  • ただし金融資産が増えるごとに複利効果で資産増加額が増大
  • 2,000万円→3,000万円→4,000万円と到達に必要な期間が徐々に短くなる
  • サイドFIREであれば6年後38歳で到達可能
  • 完全FIREまでは14年もかかる
  • 今後の人生設計が曖昧で現在の支出・収入が維持できるかは不明
  • インデックス投資は最低でも15年間は投資が必要
  • 投資利回りはあくまでも年平均のため、毎年5%伸びる訳ではない

完全FIREまで14年と考えるとあまりにも遠い道のりに感じていました

しかし冷静にFIRE計画を見てみると

  • サイドFIREなら30代で可能
  • 支出の見直しでより期間を短く出来る可能性がある
  • 副業などで収入を増やせばさらに期間を短く出来る
  • 今後の人生設計が重要

という気づきも得ることが出来ました。

パターン②:年間支出を50万円削減した場合

続いて「年間支出を50万円削減したパターン」で検証していきます。

現在の年間支出は300万円(月25万円)ですが、

  • 食費が高すぎる(月6〜7万円)
  • ガス・電気代の改善余地もある
  • カフェ代なども節約できる

支出の改善ポイントはたくさんあります。

そこで「年間支出を250万円」としてシミュレーションをしてみます。

年間支出を250万円(月20万円+α)とした場合、、、

となります。

  • 5,000万到達:9年後の41歳は変わらず
  • 完全FIRE:14年後の46歳→12年後の44歳
  • サイドFIRE:6年後の38歳→4年後の36歳

投資予定金額や利回りは変えていないため総資産の推移に変更はありません。

しかし生活費を50万円減らすことによって

  • 完全FIREに必要な金額は7,500万円→6,250万円と1,250万円削減された
  • 完全FIREまでの期間も2年短縮
  • サイドFIREなら後4年で達成可能

と大きな効果をもたらしてくれることがわかります。

特に、「サイドFIREならあと4年」というのは驚きの発見でした。

ただし、以下のポイントは注意したいところですね。

  • 本当に年間支出50万円を削れるのか?
  • 支出を削った分、生活の質は落ちないのか?
  • サイドFIREが自分が望む姿なのか?
  • そもそも、4年後の市場に左右されるから「達成確実」な訳ではない。

4年後というのは非常に近い未来ではありますが、私自身が「FIRE生活」を想像し切れていません。

こうして計算してみると、自身の価値観をより考える必要があると痛感しています。

パターン③:期待利回りを上げた場合

期待利回りの相場は、一般的に3~7%と言われています。

そこで期待利回りのみを変動させてシミュレーションしています。

期待利回り7%の場合

  • 5,000万到達:9年後の41歳→8年後の40歳
  • 完全FIRE:14年後の46歳→12年後の44歳
  • サイドFIRE:6年後の38歳→5年後の37歳

期待利回り10%の場合

  • 5,000万到達:9年後の41歳→6年後の38歳
  • 完全FIRE:14年後の46歳→10年後の42歳
  • サイドFIRE:6年後の38歳→4年後の36歳

利回りを変動したパターンのまとめ

期待利回りを高めることでFIREまでの期間を大きく短縮させることが出来るみたいですね。

  • 期待利回り10%の場合、完全FIREまでの期間は4年も短縮される
  • ただし複利効果は資産が大きいほど効果も大きい
  • そのため、資産が増えるまでは支出削減のほうが効果がある
パターン5,000万完全FIREサイドFIRE
パターン①9年後(41歳)14年後(46歳)6年後(38歳)
パターン②(支出50万減)9年後(41歳)12年後(44歳)4年後(36歳)
パターン③(利回り7%)8年後(40歳)12年後(44歳)5年後(37歳)
パターン③(利回り10%)6年後(38歳)10年後(42歳)4年後(36歳)

パターン④:収入アップ・支出減の場合

最後に一番欲張りなパターンです。

収入をアップさせて投資金額を増やし、かつ節約をして支出を削減するパターンです。

  • 夫婦共働きで入金力をアップ
  • 副業により収入アップ
  • 節約により生活支出を削減

これらの改善策により

  • 月の投資金額:15万→20万に増額
  • 年間支出:300万→250万に削減
  • 投資利回り5%、7%、10%でシミュレーション

月投資金額20万、年間支出250万、期待利回り5%の場合

  • 5,000万到達:9年後の41歳→8年後の40歳
  • 完全FIRE:14年後の46歳→10年後の42歳
  • サイドFIRE:6年後の38歳→4年後の36歳

月投資金額20万、年間支出250万、期待利回り7%の場合

  • 5,000万到達:9年後の41歳→7年後の39歳
  • 完全FIRE:14年後の46歳→9年後の41歳
  • サイドFIRE:6年後の38歳→3年後の35歳

月投資金額20万、年間支出250万、期待利回り10%の場合

  • 5,000万到達:9年後の41歳→6年後の38歳
  • 完全FIRE:14年後の46歳→7年後の39歳
  • サイドFIRE:6年後の38歳→3年後の35歳

全てのパターンのまとめ

ここまでのシミュレーション結果をまとめてみます。

パターン5,000万完全FIREサイドFIRE
パターン①9年後(41歳)14年後(46歳)6年後(38歳)
パターン②(支出50万減)9年後(41歳)12年後(44歳)4年後(36歳)
パターン③(利回り7%)8年後(40歳)12年後(44歳)5年後(37歳)
パターン③(利回り10%)6年後(38歳)10年後(42歳)4年後(36歳)
パターン④(利回り5%)8年後(40歳)10年後(42歳)4年後(36歳)
パターン④(利回り7%)7年後(39歳)9年後(41歳)3年後(35歳)
パターン④(利回り10%)6年後(38歳)7年後(39歳)3年後(35歳)

パターン④で期待利回り10%まで高めることが出来れば

  • 5,000万到達:9年後の41歳→6年後の38歳で3年短縮
  • 完全FIRE:14年後の46歳→7年後の39歳で7年短縮
  • サイドFIRE:6年後の38歳→3年後の35歳で3年短縮

と大きな期間短縮が出来ることがわかりました。

ただしこれはあくまでも机上の空論で以下の注意点があります。

  • 利回り10%はリスクを取りすぎ
  • 投資期間が短すぎて毎年◯%が確実に増加するわけではない
  • そもそもインデックス投資は15年以上の長期投資で初めて成果が出る
  • 結婚後の生活費は不透明で想定通り生活支出を削減できるわけではない
  • むしろ生活支出が増加する可能性のほうが高い
  • 副業で結果を出し収入をアップさせるには数年かかる

そうは言ってもFIREを目指し、少しでも期間を短縮したいのでのであれば

  • 入金力を高め
  • 投資金額を増やし
  • 生活支出を削減し
  • 期待利回りを少しでも上げる

ことで成果出ることを知ることが出来ました。

まとめ:FIREまでの道のりは遠い!ただし改善によって期間の短縮は可能!

ここまでは「FIRE計算表」を元に様々なパターンで検証をしてきました。

パターン5,000万完全FIREサイドFIRE
パターン①9年後(41歳)14年後(46歳)6年後(38歳)
パターン②(支出50万減)9年後(41歳)12年後(44歳)4年後(36歳)
パターン③(利回り7%)8年後(40歳)12年後(44歳)5年後(37歳)
パターン③(利回り10%)6年後(38歳)10年後(42歳)4年後(36歳)
パターン④(利回り5%)8年後(40歳)10年後(42歳)4年後(36歳)
パターン④(利回り7%)7年後(39歳)9年後(41歳)3年後(35歳)
パターン④(利回り10%)6年後(38歳)7年後(39歳)3年後(35歳)
  • 現在の生活を元にしたFIRE計画では、完全FIREまでに14年かかる
  • 年間支出を50万削減すれば、完全FIREまでの期間を2年短縮できる
  • 利回りをあげてリスクを取れば、さらなる期間の短縮は可能
  • ただし複利効果が大きくなるのは資産が増えてから
  • そのため期間を短くするなら「支出の削減」「収入アップ」の方が効果が大きい
  • そもそも利回り10%を目指すのはリスクを取りすぎていて現実的ではない
  • リスクとリターンは表裏一体のため、利回りは単純にあげられるものでは無い

そもそも現在の私の状況としては

  • 結婚に伴い生活環境が大きく変化する
  • 家賃が高くなり生活支出が大きく増える可能性もある
  • 結婚費用で総額200万円ほどの一時的な支出が発生
  • 副業でも、まだ全然稼げていない

と今後生活が大きく変化するため、FIRE計画も大きく変わってくると思います。

また、今回自分のFIRE計画を立ててみて、あらため自分の人生と向き合うことの大切さに気付きました。

  • 単純に資産を増やすことが、人生の豊かさに繋がるのか?
  • 自分の人生設計は?
  • なぜFIREをしたいのか?
  • サイドFIREで満足できる?
  • 暴落時のリスクに耐えられるマインドはある?
  • 結婚・子供・住宅の計画は?
  • ・・・etc

単純に現在の状況だけではFIREまでの道のりは計れないと痛感しました。

皆さんも、ご自身のFIRE計画を立てる場合は、ご自身の人生計画も一緒に考えてみることをオススメします。

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投資家バク
みんなのお金の不安を食べるバク。 配当金が主食。 中の人は30代のポンコツ社内SE。 総資産2400万円を突破!ポートフォリオや家計収支を全て公開しています。 20代の頃はギャンブル投資で数百万円を失うも、現在は高配当・インデックス投資を学び、資産拡大中。 大手SIer→人材業界の社内SEへの転職経験があります。

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