ITスキルゼロでIT企業へ就職
2011年4月。震災の影響に不安を抱えながら、上京
内定をもらった会社のことも、IT業界自体も全く知識がない状況でした。
たまたま入社をした会社は、東証1部上場SIerの子会社。
親会社のメンバーと一緒に合同で新入社員研修を受けることに。
この会社が良かったところは、研修期間が非常に長く未経験でもITの基礎スキルを身につけられること。
特に私が入社した時は震災の影響もあり会社もバタバタ。新入社員を現場で抱えるのも難しい状況だったこともあり、4月〜翌年1月まで研修という状況でした。
このような背景もあり、ITスキルゼロであった私でも、必要最低限のITスキル、プログラミングスキルを身につけることができました。
吸収合併と長時間労働
入社2年目のある時期。ようやく現場にも配属され、実際の開発作業にも携わっていました。
私自身は子会社の所属ですが、仕事内容も働く環境も親会社と全く同じ状況。親会社、子会社の区分けもほとんど実感がありませんでした。
そんな時、急遽子会社の社員だけが呼び出され集まることに。
そこで発表されたのは親会社への吸収合併。
正直私にとっては棚ぼたでした。
仕事内容も働く環境も同じで、給与水準だけは低かったのですが、それも親会社の水準になる。
東証一部上場企業の肩書きも手に入る
学歴がある訳でもなく、未経験でIT知識ゼロの自分にとっては、まさに棚ぼたでした。
そんなこんなで名実ともに親会社に吸収されたのですが、、、
仕事自体は超長時間労働
毎月100時間を超える残業が当たり前となっていました。
これは吸収合併されたからと言うよりは、会社の風土的に長時間労働を賞賛するような、古き良き昭和体質の会社だったからです。
周りも当たり前のように終電まで働く状況だったため、辛いながらも必死に働いていました。
平日は終電まで仕事
休日出勤も月に数回。
休日出勤がない時でも土日は死んだように眠り、夕方に起きることが当たり前のような環境でした。
株式投資との出会い
たしか社会人3年目の頃だったかと思います。
友人が株式投資を始めるとのことで、私も興味本位で口座開設してみました。
私自身はエンタメ等よりも、経済や政治ニュースを見る方が好きだったので、心の中では
- 自分だったら情報感度も高いし成功出来る!
- 株で億稼いでリタイアだ!
なんて考えていました。
しかし、実際はボロ負け、、、
個別の会社の分析をして投資をしても、すでに上がっている会社で自分が買ったタイミングが天井なんてことも、、、
アベノミクスで株式市場全体は株価が上がり続ける楽勝相場だったはずなのに、私は全く稼ぐことができませんでした。。。
いつの間にか投資ではなく、投機になっており、株式投資だけでなく、FXにも手を出しボロ負け。。。
深夜まで残業をして必死に稼いだお金は、そのまま市場に飲み込まれていきました。。。
仕事でもブラックな働き方で疲弊し、投資でもマイナスばかりで、この頃は本当に荒んだ生活でした。
投資を知らなければ、損をすることもなかったのに
そんな後悔もありました。
しかし、今考えるとここで失敗しておいて良かったとも考えています。
インデックス投資や高配当投資は、長期投資でリターンが爆発的に増えるものではない為、物足りなさを感じる人もいるかと思います。
そして、それに耐えきれず個別銘柄やリスクが高い投資に手を出してしまうと、市場の養分になってしまう人も多いと思います。
私自身は過去の失敗があったからこそ、自分には個別銘柄への集中投資は難易度が高く難しいことを理解することができました。