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アンモニア銘柄はこの2社!「アンモニア」がなぜ注目されているのか?関連銘柄24社とおすすめの2社を紹介!

  • 最近注目の「アンモニア」関連で注目銘柄を知りたい
  • テーマ株の中でも、業績・財務が健全な企業に投資したい
  • 現在の株価に割高感があるのか知りたい

こんな方に向けた記事です

最近株式市場に密かに注目を集めている「アンモニア」関連銘柄。

様々な投資メディアで「アンモニア」関連銘柄の特集が組まれ、資金が徐々に流れ込んできています。

そこで本記事では、

  • 「アンモニア」がなぜ注目されだしたのか?
  • 「アンモニア」に関連する銘柄の一覧
  • 「アンモニア」関連銘柄の中からピックアップした企業の紹介

をまとめていきます。

※株価・企業情報は2021年2月末時点の情報をもとに記載しています。

「アンモニア」が注目されだした理由

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「アンモニア」って「臭い」イメージしかないけど・・・

なんで急に「アンモニア」が注目されだしたんだろう?

「アンモニア」が注目されだしたのは、「エネルギー」としての活用の期待が高まってきたためです。

2021年1月に「経済産業省 資源エネルギー庁」が「アンモニアが燃料になるかもしれない」旨の発表を行ったことから、株式市場が一気に「アンモニア」に注目をはじめました。

(出典:資源エネルギー庁)

記事の内容を簡単にまとめると、

今までの活用範囲
  • アンモニアは長らく「肥料」としての活用が主であった
  • アンモニアはほとんど輸出がされておらず、自国で生産・消費することがほとんど
  • しかし最近になってアンモニアの「エネルギー分野」への利活用の幅が広がってきた

新しい活用範囲
  • 1つ目が、「水素」の輸送手段として、アンモニアを活用する方法
  • 「水素」は大量の輸送が難しい性質だが、アンモニアを活用することで、輸送が簡単になるため注目されている
  • 2つ目が「アンモニア自体」をエネルギーに転換する技術
  • 「アンモニア」には炭素が含まれないため、二酸化炭素を排出しない「次世代クリーンエネルギー」として注目されている
  • しかし前述の通り、アンモニアは自国で生産・消費することがほとんど
  • 「アンモニア」の利活用の幅が広がると、「アンモニア」の需要が急増し、供給が不足する可能性がある

このようにアンモニアの活用の幅が広がる技術革新が起きています。

それに伴い需要の拡大・価格の高騰が予想されることから、「アンモニア関連銘柄」への注目が集まっているという構造です。

実際に、「株探」のテーマランキングでも最近は毎日のように1位となっています。

(出典:株探)

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アンモニア関連銘柄はこの24銘柄

続いて、株探にて「アンモニア」のタグ付がされている企業を一覧で紹介します。

コード銘柄名配当利回りPERPBR時価総額(百万)
1963日揮ホールディングス0.88%43.140.84354347
1964中外炉工業2.49%0.7715694
2802味の素1.51%27.021.951163677
4004昭和電工2.51%0.93388351
4005住友化学2.33%42.110.91852555
4008住友精化2.58%8.230.7854215
4021日産化学1.69%26.664.51839550
4043トクヤマ2.64%7.10.99191467
4044セントラル硝子3.40%0.5594719
4091日本酸素ホールディングス1.40%17.981.87865753
4114日本触媒1.59%225.680.71230928
4182三菱瓦斯化学2.82%17.191.02559607
4183三井化学3.05%13.231.14671116
4188三菱ケミカルホールディングス3.24%0.931114352
4208宇部興産4.21%16.630.64227056
5331ノリタケカンパニーリミテド1.64%26.370.554251
6201豊田自動織機1.65%20.930.962965150
6328荏原実業2.98%11.831.7731594
6330東洋エンジニアリング0.6121053
6366千代田化工建設16.53.57116105
6378木村化工機1.23%17.821.0613349
6901澤藤電機1039.221.3410420
7013IHI290.940.86302863
8001伊藤忠商事2.78%11.791.545020930

最近の株価の高騰により一気にバブル相場化し、割高になっている銘柄も多くあります。

  • 6901 澤藤電機(PER 1039倍)
  • 7013 IHI(PER 291倍)
  • 4114 日本触媒(PER 225倍)

ただし、これらの銘柄はまだアンモニア需要を織り込んでいるわけでもなく、単純にテーマで買われているだけのため、業績はボロボロです。

  • 6901 澤藤電機 → 2021年度予想 売上-13% 最終利益-95%
  • 7013 IHI → 2021年度予想 売上-30% 最終利益-30%

それでは実際に「アンモニア関連銘柄」の2021年度の業績予想を見ていきましょう。

アンモニア関連銘柄の2021年度業績予想

コード銘柄名PERPBR2021年売上予想2021年最終利益予想
1963日揮ホールディングス43.140.84-0.2%94.3%
1964中外炉工業0.77-33%赤転
2802味の素27.021.95-2.3%230%
4004昭和電工0.9331.5%赤縮
4005住友化学42.110.911.5%-35.3%
4008住友精化8.230.780.3%51.7%
4021日産化学26.664.511.3%2%
4043トクヤマ7.10.99-5.1%30.4%
4044セントラル硝子0.55-15%赤転
4091日本酸素ホールディングス17.981.87-5.7%-9.8%
4114日本触媒225.680.71
4182三菱瓦斯化学17.191.02-3.8%41.8%
4183三井化学13.231.14-10%41.3%
4188三菱ケミカルホールディングス0.93-10.8%赤転
4208宇部興産16.630.64-11.4%-43.4%
5331ノリタケカンパニーリミテド26.370.5-12.9%-41.4%
6201豊田自動織機20.930.96-3.3%-7.5%
6328荏原実業11.831.779.1%6.7%
6330東洋エンジニアリング0.61-4.2%-80%
6366千代田化工建設16.53.57-27.4%-42.5%
6378木村化工機17.821.06-2%-40%
6901澤藤電機1039.221.34-13%-95%
7013IHI290.940.86-30%-30%
8001伊藤忠商事11.791.54-20.2%

ご覧いただいて分かる通り、2021年度の業績予想は大幅なマイナスの企業が多くを占めます。

  • 前年対比利益がプラス成長:8社
  • 前年対比利益がマイナス成長:11社
  • 赤字転落/赤字企業:4社
  • 未定:1社

もちろんテーマ株投資をする人はファンダメンタルズなんて関係なく

  • とりあえず「アンモニア」に関連しているから購入!
  • 今の業績は悪いけど将来的な成長を期待して購入!
  • 周りが買っているからとりあえず購入!

なんて人が多いと思います。

しかしこれらの購入の仕方は「ギャンブル」「投機」であることには変わりがないため、あまりオススメは出来ません。

そんな中で、「この銘柄は業績も良くて安心して保有できる」企業を見つけたのでご紹介します。

アンモニア関連でおすすめできるのはこの2社

業績がボロボロの企業の多かった「アンモニア」銘柄ですが、私がこの24社の中でおすすめできるのは以下の2社です。

アンモニア関連オススメ銘柄
  • 6328 荏原実業
  • 4021 日産化学

それでは、詳細にを分析していきます。

6328 荏原実業

荏原実業は、上下水道の処理施設や環境関連製品の開発・製造・販売を手掛けている会社です。

  • メーカー事業:「計測」「省エネ」「脱臭」等の分野の製品開発・製造・販売
  • エンジニアリング事業:上下水道・産業排水処理などのエンジニアリングサービス
  • 商社事業:風水力機械・空調機器・水処理装置などの商社事業

アンモニアとの関連

2019年1月ごろに「アンモニアの新しい合成方法を開発」したことで、アンモニア関連銘柄として認識されています。

新しい合成方法は、水と空気だけを材料にした簡易的な方法で、

  • 今まで:化石燃料を使用するため、二酸化炭素を排出。コストもかかる
  • 新しい製造方法:水と空気だけ。二酸化炭素を排出せず、大幅なコスト低減

という技術を持っている会社です。

現在は実用化に向けて、実証用のプラントを建設中です。

参考:荏原実業が上昇率首位、「アンモニアの新製法開発」で思惑買い(2019年1月21日)

基本情報

コード6328
企業名荏原実業
市場市場第一部(内国株)
業種機械
設立年月日17132
連続増配年数1
連続非減配年数10
5年平均増配率20%
5年平均売上成長率2%
5年平均営業利益成長率23%
10年平均増配率11%
10年平均売上成長率2%
10年平均営業利益成長率18%
PER11.83倍
PBR1.77倍
配当利回り2.98%
自己資本比率51%
現在株価4,705
時価総額31,594百万
単元株100
最低購入金額470,500円

業績の推移

  • 2021年は増収・増益
  • 営業利益率は改善を続けており、10%を超える高収益企業に成長
  • 営業利益は10年間で5倍に成長

配当金の推移

  • 2021年は増配の予想で2年連続の大幅増配
  • 配当性向は30%台と株主還元にも積極的
  • EPSは10年間で10倍以上に成長

財務状況

  • 自己資本比率は年々改善を続け50%を突破
  • 営業CFは赤字の年もあるが、基本的には黒字・右肩上がり
  • 創立かあら75年を超える老舗企業

現在の株価

(出典:株探)

こちらは1999年の上場以来の月足チャートです。

  • 現在は上場来高値を更新中
  • しかしPER12倍とまだまだ割安圏

荏原実業のまとめ

  • アンモニアの新しい合成方法を開発
  • 2021年度は増収・増益・増配予想
  • 営業利益10%を超える高収益企業に成長
  • 自己資本比率は50%を超え、創業75年と老舗企業。財務体質も健全
  • 株価は上場来高値を更新中
  • しかしPERは12倍とまだまだ割安圏

4021 日産化学

日産化学は、化学品や農薬、肥料、医薬品まで手掛ける化学メーカーです。

アンモニアとの関連

東京大学との共同開発で「常温常圧でアンモニアを合成する手法」を開発したとして、アンモニア関連銘柄として認識されています。

窒素と水を触媒に入れて混ぜるだけで効率的に合成できることから、高価な試薬が不要となり、大幅なコスト削減・工業化に寄与することが期待されています。

参考:アンモニア合成 安く効率的に(2019年4月29日)

基本情報

コード4021
企業名日産化学
市場市場第一部(内国株)
業種化学
設立年月日7768
連続増配年数8
連続非減配年数10
5年平均増配率20%
5年平均売上成長率4%
5年平均営業利益成長率7%
10年平均増配率14%
10年平均売上成長率3%
10年平均営業利益成長率9%
PER26.66倍
PBR4.51倍
配当利回り1.69%
自己資本比率74%
現在株価5,790
時価総額839,550百万
単元株100
最低購入金額579,000円

業績の推移

  • 8年連続増収・増益中
  • 2021年度も増収・増益が予想されており、連続増収・増益を継続する見込み
  • 営業利益率が非常に高く、約20%の高収益企業

配当金の推移

  • 8年連続増配中
  • 2021年度も増配予定で、9年連続増配となる見込み
  • 配当性向を年々高めており、2021年度は45%の見込み
  • EPSも年々上昇しているため、過熱感はない
  • 好調な業績に合わせて、株主還元も行っており、株主還元に積極的な姿勢

財務状況

  • 自己資本比率は毎年改善しており、70%を超える高水準
  • 営業CFも10年以上黒字を継続
  • 創業100年の老舗企業でありながら、毎年成長を続ける、成長性・安全性の高い企業

現在の株価

(出典:株探)

1997年以降の月足チャート

  • 2018年12月の高値を突破し、上場来高値を更新中
  • PERは26倍と若干の割高水準
  • ただし業績はしっかりと成長しており、テーマ性も相まって、さらなる株価成長も期待できる。

日産化学のまとめ

  • アンモニアの効率的な合成手法を開発し注目されている
  • 8年連続増収・増益・増配中
  • 2021年度も業績は好調で、増収・増益・増配を継続する見込み
  • 創業100年の老舗企業でありながら、毎年成長を続けている
  • 自己資本比率も70%、営業CFも毎年黒字で、非常に堅実で安定性のある経営が魅力的
  • 株価は上場来高値を更新中
  • PERは26倍で若干の割高感あり
  • ただし、業績は好調なことから、「アンモニア」のテーマと相まって、さらなる上昇期待もあり

まとめ:「アンモニア」銘柄でオススメは2社のみ。テーマだけで買うのは危険!

ここまで、「アンモニア」がなぜ今注目されているのか?と関連銘柄の紹介をしてきました。

  • 「アンモニア」はエネルギー分野への利活用で注目を集めている
  • 二酸化炭素を排出しない、クリーンエネルギーとして、今後世界中で需要が拡大する可能性がある
  • 「アンモニア」関連株として注目されているのは24社
  • ただし、現時点では業績への影響は出ていないため、殆どの企業が業績は低迷
  • 業績・財務体質面でおすすめできるのは「6328 荏原実業」「4021 日産化学」の2社のみ

6328 荏原実業のまとめ
  • アンモニアの新しい合成方法を開発
  • 2021年度は増収・増益・増配予想
  • 営業利益10%を超える高収益企業に成長
  • 自己資本比率は50%を超え、創業75年と老舗企業。財務体質も健全
  • 株価は上場来高値を更新中
  • しかしPERは12倍とまだまだ割安圏

4021 日産化学のまとめ
  • アンモニアの効率的な合成手法を開発し注目されている
  • 8年連続増収・増益・増配中
  • 2021年度も業績は好調で、増収・増益・増配を継続する見込み
  • 創業100年の老舗企業でありながら、毎年成長を続けている
  • 自己資本比率も70%、営業CFも毎年黒字で、非常に堅実で安定性のある経営が魅力的
  • 株価は上場来高値を更新中
  • PERは26倍で若干の割高感あり
  • ただし、業績は好調なことから、「アンモニア」のテーマと相まって、さらなる上昇期待もあり

単純に一時的なテーマ株に投資をするのは、かなりギャンブル性が高くおすすめできません。

  • 一日の株価の上下が大きすぎる
  • テーマが変わると株価も一気に下落する
  • 業績に織り込むのは数年先
  • 業績に好影響かどうかも誰にもわからない
  • 業績が低迷している企業も多い

やはり株式投資は結局は「業績」によって決まるため、業績・財務分析が書かせません。

  • テーマに乗れば株価が一気に上昇
  • テーマが終わっても業績が好調であれば、株価は下がりにくい
  • 毎年安定した成長を続けている企業であれば、長期保有していれば株価も上昇する

「テーマ×業績好調×財務健全株」を狙ってみるのは面白いかもしれませんね。

本ブログでは、今後も様々な切り口でオススメ銘柄を発信していきますので、是非参考にしてみてください。

ABOUT ME
FIREを目指すモノ
30代のポンコツ社内SE。 総資産1700万円を突破! ポートフォリオや家計収支を全て公開しています。 20代の頃はギャンブル投資で数百万円を失うも、現在は高配当・インデックス投資を学び、資産拡大中。 大手SIer→人材業界の社内SEへの転職経験があります。

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