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優良高配当株を探せ!2021年7月高配当利回りランキング!利回りが上がった優良銘柄は?おすすめ4社をピックアップ!【2021年7月31日時点】

毎月公開している高配当利回りランキングです。

  • 月末時点の高配当株を紹介しながら
  • 罠銘柄を排除しつつ
  • おすすめの高配当株を数社ピックアップして紹介

という毎月恒例の企画です。

7月も終わり、中間決算の発表も始まりましたね。

想定以上にコロナ禍が長引いていて

通期予想が甘すぎました・・・下方修正します。

という企業もあれば、

コロナ禍でデジタル化が進んで業績絶好調!上方修正します!

という企業も出始めました。

コロナ禍で業績好調の企業を買っとけば間違いないよね!

イケイケの企業を教えてよ!

と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、本ブログではあくまでも

  • 長期投資を前提に
  • 業績・財務・配当状況を分析し
  • 安定した配当をもたらしてくれる優良企業

を紹介しています。

今回好業績だった企業も、

  • 長期で安定して保有できる銘柄か?
  • コロナ禍だけの一時的な好業績では?
  • 業績・財務・配当面でリスクはないのか?

にフォーカスをして解説をしていきます。

この企画はこんな方に向けた記事となっています。

  • 高配当利回りの企業を知りたい方
  • 高配当企業の中でも「罠銘柄」を避けたい方
  • 優良高配当企業の見分け方を知りたい方
私のプロフィール
  • 30代前半のサラリーマン
  • FIREを目指し日々投資情報をブログ・Youtubeで発信中
  • ブログは開始8ヶ月で月間3万PV
  • Youtubeは開始5ヶ月で収益化達成
  • 過去には多数のお金の失敗を経験し、堅実な資産運用に切り替え
  • 現在は「高配当株投資」「インデックス投資」をメインに資産運用中
  • 銘柄分析を詳細に行い「罠銘柄」を排除したポートフォリオを構築しブログで全て公開中!
  • おすすめ銘柄をブログ・Youtubeで発信中!
  • 自作ツール「銘柄分析ツール」「FIRE計算表」も公開中。

2021年7月末時点の高配当利回りランキング(3.5%以上)

こちらが2021年7月末時点の高配当利回りランキングです。

6月と比べてもそこまで大きな変化はありません。

ただし日経平均株価は

  • 6月末:28,791円
  • 7月末:27,283円

と約5%下落して7月を終えました。

そのため、株価が下落した企業も多かったことから、高配当利回りランキングに載ってくる企業数も若干増加傾向にあります。

配当利回り別の企業数推移

2021年7月末配当利回りが3.5%以上の企業は「472社」でした。

2021年6月末時点では「448社」だったので、「24社増加」ということになります。

利回り別の構成企業数を見てみると

  • 利回り5%以上:35社→39社
  • 利回り4.5%〜5%:80社→86社
  • 利回り4%〜4.5%→137社→155社
  • 利回り3.5%〜4%:196社→192社

高利回り帯の企業数が増えていることがわかります。

高配当企業の数が増えた要因として

  • 夏枯れ相場による株価下落
  • 増配発表による利回り上昇

が考えられます。

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配当利回りが急上昇した企業は購入すべき?

6月比べて利回りが急上昇している企業もあるよね!

中間決算で大幅増配した企業もあるけど、買ってもよいのかな?

7月に入り中間決算が続々と発表されました。

現状、高配当利回りランキングには未反映ですが、

配当利回りが約10%

と急上昇した企業も存在します。

そこで配当利回りが急上昇した企業を解説していきます。

  • 9104 商船三井(利回り9.73%/6月比+6.92%)
  • 8886 ウッドフレンズ(利回り4.64%/6月比+2.01%)
  • 8527 愛知銀行(利回り5.61%/6月比+2%)

9104 商船三井(利回り9.73%/6月比+6.92%)

商船三井は、海運業界の大手企業であり、世界最大級の航路網を有している企業です。

保有している船の数も最大で不定期便に強みを持っている企業です。

7月30日に第1四半期の決算が発表されましたが、

商船三井、今期経常を59%上方修正・14期ぶり最高益、配当も400円増額

出典:株探

年間配当は150円→550円に大幅増配

が発表されたことにより、

  • 6月末配当利回り:2.81%
  • 7月末配当利回り:9.73%
  • 6月末比で利回りは+6.92%上昇

と、とんでもない配当利回りとなっています。

7月末時点配当利回りランキングには情報が未反映となっていますが、8月のランキングは恐らくトップとなるでしょう。

業績・配当の推移

「大幅増配」「利回り10%」に目を引かれてしまいますが、「購入はおすすめしません」。

過去の業績推移、配当の推移をグラフで見ると一目瞭然で

  • 業績はコロナに関係なく右肩下がり
  • 赤字転落を繰り返す典型的な景気敏感銘柄
  • 配当金も無配、減配を繰り返している

8886 ウッドフレンズ(利回り4.64%/6月比+2.01%)

ウッドフレンズは、名古屋を地盤に戸建て分譲・注文住宅を展開しており、ゴルフ・ホテルの運営もしている不動産企業です。

7月13日に発表されたIRにて

ウッドF、今期経常は64%増で14期ぶり最高益、前期配当を28円増額・今期は67円増配へ

出典:株探
  • 2020年の年間配当:20円
  • 2021年の年間配当は予定65円に対して、93円に増配
  • 2022年の年間配当は160円と大幅増配

が発表されました。

これにより配当利回りは

  • 6月末配当利回り:2.63%
  • 7月末配当利回り:4.64%
  • 6月末比で利回りは+2.01%上昇

となっています。

業績・配当の推移

業績・配当推移に安定性がかけており、「購入はおすすめしません

  • 利益率が低いビジネスモデル
  • 無配・減配を繰り返している
  • EPSが安定成長していない

売上高に関しては、近年増加傾向にありますが、わざわざこの企業を選ぶ理由にはなりませんね。

不動産業界の企業には、優良企業がたくさんあるため、ウッドフレンズに投資する必要はありません。

8527 愛知銀行(利回り5.61%/6月比+2%)

愛知銀行は、愛知地盤の第2地銀で県内2位の立ち位置です。

7月29日に発表されたIRにて

愛知銀、今期経常を54%上方修正、配当も80円増額

出典:株探
  • 2021年の年間配当:120円
  • 2022年の年間配当予想:100円
  • 今回発表された2022年年間配当予想:180円

と、減配予想から一転して、大幅増配予想が発表されました。

これにより配当利回りは

  • 6月末配当利回り:3.61%
  • 7月末配当利回り:5.61%
  • 6月末比で利回りは+2.00%上昇

となっています。

業績・配当の推移

「罠銘柄」というほど悪い企業ではありませんが、「購入はおすすめしません

  • 地銀は今後業界再編が進みやすく、衰退が予想されている
  • 業績も10年間でほぼ横ばい
  • EPSも安定性に欠ける

金融業界は景気敏感業種であり、ポートフォリオに組み込みすぎるとリスクが高くなってしまいます。

銀行業自体、個社ごとに大きな特徴があるわけではないため、わざわざ地銀を購入する理由が見当たらないです。

配当利回りが上がった優良高配当企業をご紹介!

利回りが急上昇している企業は危険な企業が多いことがわかるね・・・

でも新規銘柄も購入したいし…

利回りが上昇したオススメ銘柄ってないの?

という方のために、今回も「先月と比較して配当利回りが上がった優良高配当企業」をご紹介します。

ちなみに今回ご紹介する企業の注意点としては

  • 「優良高配当企業」の判断はあくまで私のスクリーニング結果
  • 利回りが高まったとは言え、0.1〜0.3%程度
  • 優良銘柄のため株価の上下が大きい銘柄ではない
  • 日本市場全体が大きな下落となったタイミングで一気に買うのがベスト
  • とは言え、購入タイミングの見極めが難しいため、月末時点で利回りが高くなった企業を少しずつ購入するのはアリ

です。

配当利回りが上がった企業はこの4社!

5月末と6月末を比較して「配当利回りが高まったおすすめ企業」はこの4社です。

コード銘柄名6月末配当利回り先月比
3597自重堂4.62%+0.38%
4743アイティフォー3.14%+0.28%
9717ジャステック4.12%+0.26%
3465ケイアイスター不動産4.05%+0.26%

なんかそこまで利回りも高くないし、利回りが高まったと言っても0.2〜0.3%で地味だね・・・

と感じる方も多いと思います。

しかし、そもそも優良銘柄は

  • 業績が急成長するわけではなく、毎年数%ずつ改善
  • 株価の変動も小さい

ため数値上はどうしても地味に見えてしまいます。

ただしどれも「優良高配当銘柄」と言えるので是非チェックしてみて下さい。

3597 自重堂(配当利回り4.62%)

自重堂は作業服の大手企業で、ユニフォームや医療用白衣、メンズカジュアル衣料など製造している繊維メーカーです。

業績・配当・財務推移

  • 営業利益率が高い高収益企業
  • 自己資本比率は80%超の高財務企業
  • 利益剰余金は毎年増加
  • 配当利回り4.5%超
  • 業績はほぼ横ばい
  • 配当性向50%超と高め
  • 営業CFは安定感に欠ける
  • 現金同等物が減少傾向

万人におすすめの超優良企業というわけではありませんが、

繊維製品業の銘柄を探している人にはおすすめできる企業

といえます。

4743 アイティフォー(配当利回り3.14%)

アイティフォーは独立系のソフトウェア開発会社で、金融機関・自治体・小売業界向けのソリューションが強みです。

業績・配当・財務推移

  • 営業利益率が高く業績は右肩上がり
  • 安定した増配傾向
  • 自己資本比率が70%超で営業CFも毎年黒字
  • 利益剰余金・現金も右肩上がりで増加傾向
  • 2022年は若干のマイナス成長予想
  • 配当利回りは3%程度と低め

配当利回りは3.14%と低く、高配当利回りランキングにも載ってきていません

こういった優良企業を利回りが高まった時に購入

することで、リスクを抑えたポートフォリオを構築できます。

9717 ジャステック(配当利回り4.12%)

ジャステックは独立系のソフトウェア開発会社で、金融・通信関連を中心に幅広い業種・業界の開発を請け負っています。

業績・配当・財務推移

  • 営業利益率が高く業績は右肩上がり
  • 自己資本比率が80%超で営業CFも毎年黒字
  • 利益剰余金・現金も右肩上がりで増加傾向
  • 業績は近年横ばいの傾向
  • 2020年は記念配当のため問題ないが、2010年から10年近く配当金は据え置きだった
  • 2021年の配当性向は56%と高め

情報・通信業は優良銘柄が多いため、情報・通信業で既に多くの企業を保有している方は、あえて購入する必要はないかもしれません。

ただし、配当利回り4%超と高いことから

  • 情報・通信業の銘柄を増やしたい方
  • ポートフォリオ全体の利回りを高めたい方

は購入を検討してみても良いかもしれません。

3465 ケイアイスター不動産(配当利回り4.05%)

ケイアイスター不動産は「すべての人に持ち家を」をミッションに、首都圏を中心に新築一戸建て、注文住宅を展開している総合不動産企業です。

業績・配当・財務推移

  • 業績は急拡大中で売上は10年で10倍に成長
  • PER7倍と割安感があり、株価成長も期待できる
  • 利益剰余金・現金も右肩上がりで増加傾向
  • 配当金は安定しておらず、減配を繰り返している
  • 業績の拡大中は問題ないが、成長が止まった場合減配が心配
  • 不動産業界は景気敏感業種

一般的に不動産業界は

  • 配当利回りが高い
  • 景気敏感業種

という特徴があります。

そのため、不動産銘柄をポートフォリオに組み込みすぎると、利回りは高まりすがリスクもその分増大します。

ただしケイアイスター不動産であれば、

  • 業績急拡大中
  • 利回り4%と高配当
  • 株価成長も期待できる

ため、不動産銘柄を検討している方は、購入を検討してみても良いかもしれません。

まとめ:優良銘柄を毎月ウォッチして、買いタイミングを逃さないようにしよう!

ここまで2021年7月末時点の情報をもとに

  • 高配当利回りランキング
  • 利回り帯別の企業数の推移
  • 利回りが急上昇した企業の分析
  • 利回りが上昇したおすすめ優良高配当株

を紹介してきました。

7月末高配当企業の全体感

  • 日経平均は6月末比べて5%以上株価下落
  • 高配当企業も3月末から増加を続けている
  • 配当利回り3.5%以上の企業は472社で6月末と比べて24社増加
  • その中でも高利回り帯(4%以上)の企業が増えている

利回り急上昇企業

  • 9104 商船三井(利回り9.73%/6月比+6.92%)
  • 8886 ウッドフレンズ(利回り4.64%/6月比+2.01%)
  • 8527 愛知銀行(利回り5.61%/6月比+2%)

どの企業も「優良企業」とは言えないため、「購入は絶対におすすめしません。」

先月比で利回りが上昇したおすすめ優良高配当企業

コード銘柄名6月末配当利回り先月比
3597自重堂4.62%+0.38%
4743アイティフォー3.14%+0.28%
9717ジャステック4.12%+0.26%
3465ケイアイスター不動産4.05%+0.26%

正直言うと、

  • 利回りも4%以下でそこまで高くなく
  • 利回りが上がったと言っても0.2〜0.3%程度

と地味ではありますが、そもそも優良銘柄は

  • 業績が急成長するわけではなく、毎年数%ずつ改善
  • 株価の変動も小さい

ため数値上はどうしても地味に見えてしまいます。

ただしどれも「優良高配当銘柄」と言えるので是非チェックしてみて下さい。

株価が高値のまま下落しない状況が続きますが、

  • 優良銘柄をしっかりと選定し
  • 定期的に状況をウォッチしておき
  • 株価が下落したタイミングで購入する

ことが出来るように、準備していきましょう!

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