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コロナショックから1年!米国高配当ETFの暴騰!SPYD・HDV・VYM・QQQ・VIGのパフォーマンスはどうなった?

  • 米国高配当ETF(SPYD/VYM/HDV)を保有している方
  • コロナショックからの米国高配当ETF(SPYD/VYM/HDV)株価推移が気になる方
  • 最近の米国高配当ETF(SPYD/VYM/HDV)の回復によってパフォーマンスがどれだけ上がっているのか気になる方

こんな方に向けた記事です。

2020年3月のコロナショックから約1年が経ちました。

一時は相場全体が一気に30%以上の下落を経験し、サーキットブレーカーが発動する自体にまで発展しました。

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世界はこのままどうなってしまうんだろう・・・

僕の資金が溶けてゆく・・・

こんな不安を抱えた方も多かったと思います。

しかし、その後は株価も堅調に推移し、コロナショック前の水準を大きく更新する銘柄も多く存在しています。

一方で、米国高配当ETF(SPYD/VYM/HDV)は大きく売られ、株価もなかなか戻ってきませんでした。

高配当投資家にとってはパフォーマンスが上がらない不遇の1年だったかと思います。

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高配当投資なんてオワコンだ・・・

ハイテク株に投資しておけばよかった・・・

しかし最近ではオールドエコノミーにも徐々に資金が流れ始め、大きく株価が回復してきていると思います。

そこで今回は私が保有している米国高配当ETF(SPYD/YVM/HDV)のコロナショック後の株価推移を振り返りながら、パフォーマンスの検証をしていきます。

コロナショック直前からの株価推移

それでは、コロナショック後からの株価推移を時期を区切って見ていきましょう。

2020年年始〜コロナショックまで

(出典:Trading View)

こちらが20201月の初めから、最も下落が大きかった2020年3月23日までの株価推移です。

  • QQQ:−20.41%
  • VIG:ー28.49%
  • SPX(S&P500):ー30.83%
  • VYM:ー34.60
  • HDV:ー36.57%
  • SPYD:ー46.07%

と株式市場が約1ヶ月で急降下していることがわかります。

特に金融・不動産セクターの打撃が大きいと想定され、高配当ETFは大きく売られました。

その中でもSPYDの下落は特に顕著で半値近い価格まで急降下しました。

コロナショック後から2020年年末まで

こちらがコロナショック直後から2020年年末までの株価推移です。

  • QQQ:82.95%
  • VIG:57.28%
  • SPX(S&P500):66.57%
  • VYM:49.51%
  • HDV:41.89%
  • SPYD:55.61%

どの銘柄も大きく回復していますが、数値はあくまでも「コロナショック時の底値」からの上昇率のため注意が必要です。

コロナショック直後は、感染拡大懸念や経済の先行きの不透明感から、

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実体経済は壊滅的だから、2番底が来るはず・・・

世の中もう終わりだ・・・

と考えていた人も多いと思います。

しかし、振り返ってみると、株式市場は1番底で終わり、

  • お金をいっぱい刷って経済を立て直そう!
  • でもコロナで経済が回らないから、お金の行き場がない・・・
  • とりあえず株式市場に!
  • さらに給付金をもらった個人も株式投資

という流れで、株価は大きな回復を遂げました。

GAFAなどのハイテク企業は「コロナ禍のハイテク需要」を大きく取り込み、ハイテクETFのQQQやS&P500の株価は大暴騰しました。

一方、高配当ETFはなかなかコロナショック前の株価水準を回復できずにいました。

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高配当投資なんてオワコンだ・・・

ハイテク株に投資しておけばよかった・・・

と思った方も多いと思います。

2021年年始〜3月まで

2021年が始まってからは、セクターローテーションが起き、高配当ETFがハイテク企業のパフォーマンスを上回りました。

特にSPYDの回復が顕著で、他の銘柄を引き離す圧倒的なパフォーマンスを見せています。

金融、不動産、エネルギーセクターを多く組み入れるSPYDにとって、資金が戻ってきたことが株価上昇の要因となりました。

約1年間を通した株価の推移

最後にこの1年を通したトータルの株価推移を見ていきます。

2020年1月〜2021年3月17日までの株価推移で見ていくと

  • QQQ:+50.78%
  • SPX(S&P500):+22.65%
  • VIG:+16.50%
  • VYM:+7.83%
  • SPYD:ー0.23%
  • HDV:ー3.12%

ハイテクETFのQQQは、コロナ禍のハイテク需要を追い風に、株価は50%以上上昇を続けました。

一方のSPYD・HDVは最近資金が戻ってきて株価上昇をしているとは言え、コロナショック前の水準まであと一歩というところです。

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私の米国ETFのパフォーマンス

では実際に私の米国ETFのパフォーマンスがどうなったのかを見ていきます。

 HDVQQQSPYDVIGVYM合計
保有数量92.0051.00353.0073.0098.00
取得単価(ドル)81.05252.7227.97116.2978.55
取得単価(円)8,693.0026,491.002,989.0012,476.008,425.00
評価損益(ドル)1,283.403,496.564,108.922,131.602,205.9813,226.46
評価損益(円)154,100.00437,223.00470,902.00248,346.00255,192.001,565,763.00
損益(ドル)(%)17.21%27.13%41.62%25.11%28.66%28.50%
損益(円)(%)19.27%32.36%44.63%27.27%30.91%31.68%

円ベースで

156万円の評価益/31%のプラス

と大きな成果を出すことが出来ています。

評価損益別で見てみると・・・

  1. SPYD:44.63%
  2. QQQ:32.36%
  3. VYM:30.91%
  4. VIG:27.27%
  5. HDV:19.27%

と、全てのETFで二桁以上のプラスとなっています。

しかし、↑で述べた「コロナショック前からのパフォーマンス」とは大きく異なっているかと思います。

これにはいくつか理由があります。

高パフォーマンスの理由①:購入タイミングが良かった

私が米国ETFを購入したのは、コロナショック後1ヶ月が経った4月の終わりでした。

当時は「ギャンブル投資」から、徐々に堅実な投資に考え方を切り替え始め、「王道の投資」を勉強し始めていた時期でした。

その時にたまたま「米国高配当ETF」の存在を知り、何も考えずに購入しました。

インデックス投資とは違い、アクティブ投資は「購入タイミング」が非常に重要です。

今回は「たまたま運が良かっただけ」ですが、改めて「タイミング投資の難しさ」を感じる結果となりました。

高パフォーマンスの理由②:時間分散をしていた

4月下旬に米国ETFを購入していたわけですが、「一括購入」はしませんでした。

  • まだまだ下がる可能性もあるから
  • 一気に資金投入することに怖さがあったから
  • 時間分散が重要と聞いていたから

高配当投資は「アクティブ投資」となるため、「原則はタイミング投資」です。

しかし「タイミング投資」とは言っても、「一回のタイミング」で購入する必要はありません。

株価水準が割安になったタイミングを見計らって「タイミングを集中して投資」することが重要となってきます。

こちらも「たまたま」うまく出来たことによって、パフォーマンスを上げることが出来ました。

なお、高配当ETFの購入タイミング・注意点については下記の記事にまとめていますので、是非参考にしてみてください

まとめ:「良い投資先」には必ず資金が戻ってくる

ここまで、私保有している米国ETFの約1年間の推移とパフォーマンスを振り返ってきました。

  • コロナショック直後は、高配当ETFが大きく値下がりした
  • 中でもSPYDは半値近い価格まで下落していた
  • コロナショック後は金融緩和マネーが市場に流れ込み、大きく株価が回復
  • しかし、高配当ETFは株価回復に時間がかかっていた
  • 2021年に入ってからは、ハイテク→オールドエコノミーへとセクターローテーションが起き、高配当ETFの価格も回復
  • SPYD・HDVもコロナショック前の水準まで戻りつつある
  • 私の株価パフォーマンスは、含み益で150万円/31%のプラス
  • たまたまではあるが「購入タイミング」「底値付近で集中買付」が出来たから
  • オワコン扱いされていた高配当ETFも結局は価格が戻っており、「優良な投資先」はいずれ上がることを実感

QQQなどのハイテク産業に比べ、大きく株価が下落していた高配当ETFですが、1年経ってみると価格がコロナ前の水準まで回復してきました。

やはり「良い投資先」は、長期的に見て価格が上昇し、適正な水準になることを改めて実感しています。

さらに、高配当ETFの一番のメリットは「分配金」です。

株価パフォーマンスに加えて、「分配金利回り」をプラスすれば、さらに「+4%」程度のパフォーマンス向上となります。

今回のコロナ相場において、高配当投資のメリットである以下の点を改めて実感しました。

  • 株価の下落幅に比べ「分配金」はほぼ減らない。
  • 「分配金」は予測が立てやすい。
  • 株価が下落してもキャッシュが振り込まれるため「精神的に付き合いやすい」

2021年3月期の分配金の発表がそろそろあるので、それぞれの分配金が出揃ったらまた記事にしたいと思います。

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