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2月権利確定の高配当銘柄を分析!おすすめ優良銘柄は?(2月決算&配当利回り3%以上)

  • 2月権利確定の高配当銘柄を知りたい方
  • 2月権利確定の高配当銘柄でおすすめが知りたい方

こんな方に向けた記事です。

本記事では「2月決算で配当利回りが3%以上」の高配当銘柄を紹介していきます。

2021年2月の権利日は以下の通りです。

権利付き最終日2021年2月24日
権利落ち日2021年2月25日
権利確定日2021年2月26日

つまり2021年2月24日の取引終了時点で株を持っていれば、配当を受け取る権利を得ることができます。

  • 利回りや企業情報は2021年2月10時点の情報です
  • 2月が中間配当の権利確定となる会社は除いています。
  • あくまでも2月決算の銘柄を対象としています。

2月権利確定で配当利回り3%以上は14銘柄

2月権利確定で配当利回り3%以上の銘柄は下記の通りです。

コード名称市場業種配当利回り
8016(株)オンワードホールディングス東証1部繊維製品4.18%
8931和田興産(株)東証2部不動産業4.17%
80084℃ホールディングス東証1部小売業3.95%
3548(株)バロックジャパンリミテッド東証1部小売業3.89%
4745(株)東京個別指導学院東証1部サービス業3.82%
8185(株)チヨダ東証1部小売業3.76%
9381(株)エーアイテイー東証1部倉庫・運輸関連業3.45%
5018(株)MORESCO東証1部石油・石炭製品3.42%
2186ソーバル(株)東証JQSサービス業3.38%
7544(株)スリーエフ東証2部小売業3.29%
7811中本パックス(株)東証1部その他製品3.14%
6543(株)日宣東証JQSサービス業3.12%
9716(株)乃村工藝社東証1部サービス業3.03%
3670協立情報通信(株)東証JQS情報・通信3.02%

2月決算自体が少ないため、利回りが3%を超える高配当株も14銘柄と非常に少なくなっています。

さらに高配当投資は「銘柄分析」が非常に重要です。

  1. 配当の原資となる利益を稼ぐことができているか?
  2. 財務優良で倒産のリスクは無いか?
  3. 株主還元に積極的な企業か?

を見ていくことが重要です。

果たして、この中で「優良」といえる銘柄はあるのでしょうか?

おすすめ銘柄の発表と簡単に個別銘柄を分析していきます。

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おすすめ銘柄はこの4社

14社中おすすめできるのは以下の4社です。

  1. 8931 和田興産(株)(4.17%)
  2. 9381 (株)エーアイテイー(3.45%)
  3. 2186 ソーバル(株)(3.38%)
  4. 7811 中本パックス(株)(3.14%)

上記4銘柄は、「2月決算銘柄の中では相対的におすすめ」というレベルです。

  • 毎月配当を目指しており、2月決算銘柄が欲しい
  • 銘柄分散のために優良銘柄をたくさん保有したい
  • セクター分散のため、特定業種を補完したい

という方であれば、上記4銘柄を購入してみるのはおすすめです。

それでは個社ごとに簡単に銘柄分析をしていきます。

8016 (株)オンワードホールディングス(4.18%)

業績10年近く売上は横ばいもコロナ影響で営業赤字と苦しい業績
財務自己資本比率は55%→38%と財務も悪化
株主還元姿勢×2021年の配当は24円→12円と大幅減配
総合×コロナ直撃で業績悪化が顕著。安心して配当を受け取れる企業ではない。

(出典:IRBANK)

総合アパレル最大手のオンワードホールディングスはEC販売に力を入れ、10年近くは業績低迷をなんとか防いでいました。

しかし、コロナ影響が直撃し、2020年/2021年は赤字転落

8931 和田興産(株)(4.17%)

業績リーマンショック後は順調に業績回復。コロナ影響も最小限に収まる予想。
財務利益は順調に貯められているが、営業CFがマイナスの年も多く、安心感はなし
株主還元姿勢10年以上連続増配で配当は7倍に成長。
総合財務に不安は残るが、業績・株主還元姿勢は評価できる。コロナ影響も最小限に収まる予想。
(出典:IRBANK)

マンション分譲で神戸首位の和田興産

リーマンショック後は業績を堅調に回復させている。

さらに配当は10年以上連続増配で7倍以上に成長。

2021年はコロナ影響により、減収予想も影響は前年比で数%と最小限に抑えられている。

8008 4℃ホールディングス(3.95%)

業績コロナ以前から4年連続減収減益と厳しい状況。
財務自己資本比率は70%以上を継続しており、財務健全性は高い
株主還元姿勢10年連続増配予想。10年で4倍に成長。ただし配当性向は70%を越え危険水域。
総合財務・株主還元姿勢は良いが、業績悪化が気になる。業績がこのまま下落すれば、減配は間近。

3548 (株)バロックジャパンリミテッド(3.89%)

業績コロナ影響が直撃し、2021年は60%以上の減益予想。EPSは6年で94%減
財務自己資本比率50%越えは及第点。営業CFも毎年黒字を確保できている。
株主還元姿勢2021年は38円→32円に減配予想。
総合コロナ影響が直撃。株主還元姿勢が特別高いわけでも無いため、優良銘柄とは言えない。

4745 (株)東京個別指導学院(3.82%)

業績10年近く増収増益を続けていたが、コロナ直撃で営業利益は91%マイナス予想。
財務自己資本比率は70%越え。営業CFも毎年黒字を確保
株主還元姿勢2021年は配当維持も配当性向は100%を超過。過去にも100%越えが何度かあり、安定感に欠ける
総合業績は好調だったが、コロナ直撃。配当も安定感が無いため、おすすめはできない。

8185 (株)チヨダ(3.76%)

業績×10年以上減収減益で2020年からは赤字転落
財務自己資本比率は60%を越え、財務は優良
株主還元姿勢×2021年は74円→37円と配当は半減。
総合×業績は長期で低迷しており、安定して配当が出せる企業ではない。

9381 (株)エーアイテイー(3.45%)

業績10年間で売上4倍に成長。コロナ禍でも増収増益を維持。
財務自己資本比率は50%を越える。キャッシュも潤沢に積み上がっており、財務優良。
株主還元姿勢10年間で5倍近い増配。2021年も増配。
総合業績・財務・株主還元姿勢の3つが揃っている優良銘柄
(出典:IRBANK)

関西を地盤に国際貨物混載業を事業としているエーアイティー

日中間の海上貨物運送を主力としており、中国関連銘柄としても期待がかかる。

業績は10年以上増収を続けており、財務・株主還元姿勢も優秀。

5018 (株)MORESCO(3.42%)

業績コロナ以前から業績は下落傾向。ピーク時から営業利益は1/4に。
財務自己資本比率は50%を越え、営業CFも毎年黒字を確保
株主還元姿勢10年で配当を2倍に成長させてきたが、2021年は減配予想。
総合業績は下落傾向で安定して配当を出し続けられる企業ではない。

2186 ソーバル(株)(3.38%)

業績毎年数%ずつではあるが安定成長していた。しかしコロナ影響で営業利益は70%減。
財務自己資本比率は70%を越え、キャッシュも潤沢。財務優良。
株主還元姿勢10年間で配当は10倍以上に成長。2021年も意地の増配。ただし配当性向は90%越え
総合コロナ直撃で業績が一気に下落。ただし株主還元姿勢は強く、業績の戻りが期待できるか次第。

(出典:IRBANK)

組み込みソフトの受託開発・技術者派遣が主力のソーバル

コロナ以前は安定した成長を遂げてきたが、コロナ直撃で業績は一気に急落。

ただし、株主還元姿勢は強く、コロナ影響が戻れば業績も自然と回復すると考えられる。

7544 (株)スリーエフ(3.29%)

業績×業績は10年以上下落傾向。長年赤字続き
財務×利益剰余金はマイナス。
株主還元姿勢×無配期間も長く、安定していない
総合×業績・財務・配当の全てで問題がある企業。絶対投資をしてはいけない銘柄。

7811 中本パックス(株)(3.14%)

業績毎年数%の安定成長。コロナ禍でも増収増益予想。
財務自己資本比率は40%台とまずまず。営業CFも毎年黒字を確保。
株主還元姿勢10年で配当は2倍以上に成長。配当性向も40%台と増配余地あり。
総合コロナ禍でも安定して業績を伸ばしている。欲を言えば、もう少し株主還元しても良い企業。
(出典:IRBANK)

グラビア印刷やドライラミネート加工などのコーティング事業をしている、中本パックス。

最近は食品包装や医療関連でも業績を拡大している。

コロナ禍でも増収増益を予想しており、安定した事業運営ができている。

6543 (株)日宣(3.12%)

業績売上は毎年成長しているが、営業利益は前年対比でマイナスの年も多い。
財務自己資本比率は60%台と好財務。フリーCFが黒字と赤字を繰り返しているのが気になる。
株主還元姿勢コロナ禍で増収増益予想も配当は据え置き。株主還元姿勢に欠ける。
総合コロナ禍でも成長を見込んでいるが、配当は据え置きで株主還元姿勢は消極的。

9716 (株)乃村工藝社(3.03%)

業績10年以上増益を続け、営業利益は10年で10倍に成長。しかし2021年はコロナ影響で利益半減。
財務自己資本比率は10年以上50%近くを維持。利益剰余金もしっかりと積み上がっている。
株主還元姿勢配当は10年で8倍に成長も、2021年は減配予想。
総合業績好調もコロナ影響で利益半減で減配予想。これだけキャッシュが貯まっているのであれば、配当は維持して欲しかった。

3670 協立情報通信(株)(3.02%)

業績コロナ以前から業績は下落傾向。
財務自己資本比率を毎年高め60%を超える水準に。営業CFも毎年黒字を確保。
株主還元姿勢コロナ禍で減収減益も配当は維持。配当性向も50%台と過熱感はなし。
総合コロナ以前から業績が下落傾向なことが気がかり。配当安定して出し続けられる企業とは言えない。

まとめ:優良株は相変わらず少ない。銘柄分析が重要。

ここまで「2月決算&高配当(利回り3%以上)」の銘柄について分析し、おすすめ優良銘柄を紹介してきました。

  1. 2月決算で利回り3%以上の高配当銘柄は14社
  2. そのうちおすすめできるのは下記4社
  3. 8931 和田興産(株)(4.17%)
  4. 9381 (株)エーアイテイー(3.45%)
  5. 2186 ソーバル(株)(3.38%)
  6. 7811 中本パックス(株)(3.14%)
  7. その他の銘柄は、業績・財務・株主還元に問題あり
  8. 14社中4社しか優良銘柄は存在しない

何度も記載していますが、高配当投資に銘柄分析は欠かせません。

  • 配当を出せる業績か?
  • 倒産リスク・減配リスクは無いか?
  • 株主還元には積極的か?

これを見ないまま、利回りだけで投資をしてしまうと痛い目に合います。

これからも、様々な切り口で「おすすめ優良高配当銘柄」を消化していきますので、是非お待ちください。

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