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米国高配当ETFの2021年9月分配金が発表される時期となりました。
という結果でした。
2021年6月は「まさかの減配」でしたが、しっかりと増配に転じてくれました。
ということで、本記事では「VYMの2021年9月分配金」と「運用実績」について取り上げていきます。
それでは詳しい内容を見ていきましょう。
VYMの2021年9月分配金速報と分配金の推移
まずは2021年9月に公開された、9月の分配金を見ていきましょう。
VYMの2021年9月分配金速報
3月 | 6月 | 9月 | 12月 | 前年比 | |
---|---|---|---|---|---|
2009年 | 0.31 | 0.28 | 0.257 | 0.321 | – |
2010年 | 0.229 | 0.273 | 0.276 | 0.313 | -6.59% |
2011年 | 0.31 | 0.335 | 0.307 | 0.375 | 21.63% |
2012年 | 0.328 | 0.37 | 0.403 | 0.492 | 20.05% |
2013年 | 0.361 | 0.419 | 0.437 | 0.532 | 9.79% |
2014年 | 0.401 | 0.476 | 0.469 | 0.562 | 9.09% |
2015年 | 0.462 | 0.56 | 0.528 | 0.599 | 12.63% |
2016年 | 0.478 | 0.578 | 0.483 | 0.667 | 2.65% |
2017年 | 0.56 | 0.596 | 0.602 | 0.6431 | 8.84% |
2018年 | 0.6084 | 0.6302 | 0.6718 | 0.7388 | 10.33% |
2019年 | 0.6516 | 0.6247 | 0.7864 | 0.7791 | 7.27% |
2020年 | 0.5544 | 0.8368 | 0.7053 | 0.8096 | 2.26% |
2021年 | 0.6564 | 0.7523 | 0.7488 | ||
2020年比 | +18.40% | -10.10% | +6.17% |
2021年9月の分配金は
と増配でした。
9月期で過去最高だった2019年には届きませんでしたが、過去2番目の水準でしたね。
VYMの月別分配金推移
VYMの月別の推移を見ていきましょう。
コロナ禍の2020年〜2021年にかけて、大幅増配・減配の激しい動きをしていますが、
であることがわかりますね。
VYMは10年以上の運用歴があるため、分配金の推移もグラフで見ると非常にわかりやすいです。
- 時折、対前年比マイナスの月もあるが、基本的には右肩上がり
- 12月が一番分配金が多い傾向
- 3月が一番分配金が少ない傾向
基本的には右肩上がりの推移を続ける「非常に優秀なETF」であることがわかります。
VYMの月別増配率
3月 | 6月 | 9月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|
2010年 | -26.13% | -2.50% | 7.39% | -2.49% |
2011年 | 35.37% | 22.71% | 11.23% | 19.81% |
2012年 | 5.81% | 10.45% | 31.27% | 31.20% |
2013年 | 10.06% | 13.24% | 8.44% | 8.13% |
2014年 | 11.08% | 13.60% | 7.32% | 5.64% |
2015年 | 15.21% | 17.65% | 12.58% | 6.58% |
2016年 | 3.46% | 3.21% | -8.52% | 11.35% |
2017年 | 17.15% | 3.11% | 24.64% | -3.58% |
2018年 | 8.64% | 5.74% | 11.59% | 14.88% |
2019年 | 7.10% | -0.87% | 17.06% | 5.45% |
2020年 | -14.92% | 33.95% | -10.31% | 3.91% |
2021年 | 18.40% | -10.10% | 6.17% |
VYMは2009年から運営しており、2010年〜2021年までの対前年比を分析してみると
となります。
VYMの年別分配金推移
続いて、年別の分配金推移を見てみましょう。
2021年6月期は10%を超える減配となりましたが、3月・9月の増配によって、9月期までの累積は過去最高水準となっています。
年単位で見ると、リーマンショックの2010年を除き、2011年以降10年連続増配を続けていることがわかります。
2009年に1.168だった年間分配金は、2020年には2.9061と約2.5倍に成長しています。
増配率を計算してみると・・・
- 1年:2.3%
- 3年:8.8%
- 5年:8.3%
- 10年:9.3%
と、非常に安定的な増配を続けていることがわかります。
2021年も過去最高水準となっており、過去の推移からしても今後の増配は大いに期待できそうです。
VYMの基本情報・セクター別シェア・株価
続いて、VYMの基本情報の振り返りとセクター別のシェアを見ていきましょう。
VYMの基本情報
運営会社 | ヴァンガード |
運用開始 | 2006年11月 |
経費率 | 0.06% |
純資産額 | 4.1兆円(37,796(百万米ドル)) |
分配利回り | 2.83% |
ベンチマーク | FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス |
投資対象 | 配当利回り平均以上の大型株 |
組入銘柄数 | 411銘柄 |
- 配当利回りが平均以上の大型株で構成
- 純資産額がETFの中でもトップレベルに大きい
- 分配利回りは2%台と低く、「高配当」とは言えない水準
VYMのセクター別のシェア
業種 | 組入比率 |
---|---|
金融 | 22.10% |
生活必需品 | 12.80% |
ヘルスケア | 12.90% |
資本財 | 10.10% |
一般消費財 | 8.40% |
セクター比率は6月時点比べてもほぼ変化はありません。
上位3セクターで約50%を占めており、景気敏感セクターの金融が1位で22%のシェアを占めています。
一方で、生活必需品・ヘルスケアといった不況にも強いセクターが2,3位を占めており、非常にバランスの取れた構成と言えます。
VYMのTOP10銘柄
名称 | 数量 | 値 | ファンドの割合 | 6月順位 |
---|---|---|---|---|
JPM:USJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 8.63 百万 | 1.38 十億 | 3.56 | 1 |
JNJ:USジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) | 7.56 百万 | 1.31 十億 | 3.37 | 2 |
HD:USホーム・デポ | 3.09 百万 | 1.01 十億 | 2.59 | 3 |
PG:USプロクター・アンド・ギャンブル(P&G) | 6.99 百万 | 995.12 百万 | 2.56 | 4 |
BAC:USバンク・オブ・アメリカ | 21.64 百万 | 903.50 百万 | 2.33 | 5 |
CMCSA:USコムキャスト | 13.08 百万 | 793.84 百万 | 2.05 | 6 |
PFE:USファイザー | 16.01 百万 | 737.74 百万 | 1.90 | – |
CSCO:USシスコシステムズ | 12.12 百万 | 715.44 百万 | 1.84 | – |
XOM:USエクソンモービル | 12.16 百万 | 662.87 百万 | 1.71 | 7 |
VZ:USベライゾン・コミュニケーションズ | 11.89 百万 | 654.04 百万 | 1.69 | 8 |
上位10銘柄でポートフォリオの25%を占めています。
6月時点と比較すると
となります。
セクター別シェアと同様、金融、生活必需品、ヘルスケア、情報技術の会社が上位10社の殆どを占めています。
VYMの株価
こちらはVYMの1年チャートとなります。
コロナショック時は30%近く株価が下落しましたが、2021年1月にはコロナショック前の水準に回復し、過去最高値を更新し続けていました。
しかし、6月以降は高値圏内で横ばいとなっており、レンジ相場となっています。
私の運用実績と今後の運用方針
最後に私のVYMの運用実績と今後の運用方針について取り上げていきます。
私の運用実績
保有数量 | 98.00 |
取得単価(ドル) | 78.55 |
取得単価(円) | 8,425 |
評価損益(ドル) | 2,578.38 |
評価損益(円) | 303,815 |
損益(ドル)(%) | 33.49% |
損益(円)(%) | 36.80% |
という運用実績です。
投資金額はSPYDと比べると、80万円ほどと少なめですが、評価額は100万円の大台を突破してくれています。
今後の運用方針
3月期と投資方針は変わらず、VYMは「長期保有」「VIX指数を見て購入判断」としています。
私が高配当投資に求めるものは「利回り」ですので、高配当ETFのメインは「SPYD」です。
そのため、VYMは「リスク分散目的」で保有をしています。
実際、分配金利回りは2%程度と「高配当」とは言えない水準ですが、
と「安定成長」が期待できるETFであり、他の高配当ETFの弱点を補う相性の良いETFです。
次の買い時はいつ来るかはわかりませんが、買い時の指標の一つである「VIX指数」をもとに、投資判断をしていきたいと考えています。
なお、米国高配当ETFの購入タイミングなどをまとめた記事がありますので、併せてご覧ください。
まとめ:VYMも過去最高分配金が狙える!
ここまでVYMの2021年9月分配金速報と、基本情報、私の運用実績をまとめてきました。
- 2021年9月の分配金は対前年比で+6.17%の増配
- 9月までの累積分配金は過去最高
- 2021年6月期と比べてセクター比・銘柄構成に大きな変化はない
- 株価は6月をピークにほぼ横ばい
- 私の運用実績は「+30%」と大きな評価益を作ることが出来ている
- 分配利回りは2%程度と少ないが、「安定した株価成長」「連続増配」が魅力
- 今後も株価が下落したタイミングで購入をしていく
VYMは米国高配当ETFの中でも
と「一番安心して保有できるETF」であると考えています。
分配利回りは一番低いですが、VYMを保有している安心感があるからこそ、他の銘柄でリスクが取れると感じます。
今後は、下落時に狙って購入できるよう、相場環境はウォッチを続けていきます。
今後もVYMの増配は安定して期待できるため、分配金速報として本ブログでも取り上げていきます。
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